それでは「初めてのハイレゾ 基本編」行ってみましょう!
と言うことで、ハイレゾ音楽データの能力を存分に引き出すための基本編、第1回目です。
ここまでの流れで、ハイレゾ音源を再生することができるDAPやスマートフォンなどを準備し、単体でハイレゾ音源を楽しむことができるようになったことと思いますが、今回はそれらを愛車のオーディオシステムで再生するための基本的な接続パターンのご説明をしていきましょう!
① 外部入力端子にイヤフォン出力を接続する。
② ハイレゾ対応DAC(デジタル・アナログコンバーター)を用いて接続する。
③ ハイレゾ対応DSP(デジタルオーディオプロセッサー)を用いて接続する。
① 外部入力端子にイヤフォン出力を接続する。
このパターンが最も簡単に接続することができ、且つご使用中のオーディオシステムに適合する接続ケーブルのみの購入で済む、最も安価でライトな方法です。
しかしながら再生する側にあたるDAPやスマートフォンのDAC(デジタル・アナログコンバーター)の能力に依存されるため機器毎に音質の差が生じますので、お使いの再生機によっては良好な結果が得られないこともあります。
また、少し前のモデルのスマートフォンでは48kHz/24Bit相当のPCMに置き換えてからのアナログ出力しかできないものもあります。(製品により異なるため各自ご確認ください)
それから大切な部分として、再生機側のイヤフォン出力ヴォリュームに注意して頂かないといけません。
ヴォリューム設定が大きすぎたり、再生機側のアンプの能力が役不足であった場合にはスピーカーから再生される音が歪んでしまい、結果的にCD以下の再生音にしか成り得ないことがあります。
逆にヴォリュームが小さい場合には十分なダイナミックレンジを確保することができず、ハイレゾ音源の特徴である広いダイナミックレンジと広帯域再生の利点が失われてしまうことになります。
車両のオーディオ側、再生機側の両方にヴォリュームが存在するために再生音源の入力と出力のバランス調整が再生結果を大きく変化させてしまいますので、安価で手軽とは言えどもどなたにもお薦めできる方法ではありません・・・。
ヴォリューム非連動型のLINE出力端子を設けているDAPの場合にはこの限りではありませんのでご安心を。
と言うことで、参考までにこんな感じのケーブルです!的な例をご案内します。
★ ミニピン ⇔ RCA(オス)
(例)audio-technica GOLD LINK Fine オーディオ変換ケーブル ピン×2 - ステレオミニ
★ ミニピン ⇔ ミニピン
(例)audio-technica GOLD LINK Fine オーディオケーブル ステレオミニ
何れのタイプも多くのケーブルメーカーから販売されているものになり、100円ショップなどでも手に入る超安いものから、オーディオケーブルメーカーから発売されている高価なものまで、長さの種類も豊富にラインナップされています。
ですが、極端にお値段の安いケーブルはせっかくのハイレゾ音源の良さを殺してしまうためお薦めできません。
また、余りにも線材が固いものや太いものに関しても、イヤフォン出力端子の破損に繋がってしまうようなストレスを与える原因となってしまうので取り扱い時に注意が必要です。
経験上からご案内すると、ケーブルそのものが柔らかく、且つ太すぎず細すぎないもの、長さも短すぎず長すぎないもの、プラグも比較的軽量にできているもの、これらに当てはまるものが再生機器にストレスを与えずに扱いやすいものと思います。
これらの条件を満たし、更にオーディオケーブルメーカーの製品ですと、ortofon(オルトフォン)のケーブルがお薦めです!(インターネットカタログはこちら)
もちろん当店でも在庫しておりますし、私自身も愛用しています(笑)