まず前提となる事柄として、車両は常にいろいろな振動を受け続けていると言うことが上げられます。
エンジン、走行振動などはもちろん、走行時の空気抵抗や雨天時の雨粒なども振動の原因になっていることは周知の事実かと思います。
こういった振動が発生する際には必ずその振動エネルギーが音に変換されて伝わることで、車内を五月蠅い空間へと変貌させてしまうことになるんですよね。
もちろん静かにさせるためには、その振動エネルギーを無くしてしまえば良い!ってことなんですけど、コレがまた簡単には無くならないんです(笑)
で、ここで登場するのが制振マット、遮音シート、吸音材などの各種マテリアル!
制振マットは振動する面の質量を増加させて振動しにくくすることと、振動エネルギーを熱エネルギーへと変換させて減衰させるために。
遮音シートは振動することで発生する音波を遮断するために。
吸音材はそれでも取り切れない音波を吸収させて減衰させるために。
それぞれを適材適所適量で使用して、振動そのものと振動による音の発生や伝達を抑制します!
なので、簡単に無くなる訳でも無く、様々な原因に適切な対処を行うことで一つずつ潰していくと言うことになります!
◆ルーフ
◆フロア
◆トランク
これら箇所は特に気になる部分から対処することが最も賢明な方法で、決して全ての箇所に施さなければならない訳ではありません!
エンジン音が気になる方はボンネットから、走行ノイズが気になる方はフロアから、風きり音や雨音が気になる方はルーフから、排気音が気になる方はトランクからなど、一つずつ順番に対処する形が宜しいかと思います。
一部の例を挙げると、ハイブリッドやアイドリングストップ車などは、ボンネット→フロア→ルーフ→トランクの順番がお薦めです!
また、ハイエースやミニバンなどの平面が多く存在する車は、フロア→ルーフ→ボンネットの順で。
もちろんドアも忘れないでくださいね!
こちらはノイズ低減の他にもスピーカーの性能を発揮させるためにお薦めです。
どの部分をどれくらい対処すれば良いか分からない場合には、同乗しながら原因解明することも問題なく可能ですので、お気軽にご相談にお越しください。