ペットを飼っていらっしゃいますか? | 井上浩二の「現在(いま)を考える。」

ペットを飼っていらっしゃいますか?

実家の愛犬クロスケ、18年の犬生を全うしました。🐕柴犬の平均寿命が14.8歳ということなので、本当に長生き。これも、両親が大事に家族の一員として暮らしてくれたお陰と思います。一方、両親もクロスケから色々なものをもらった。毎日、元気に食事やおやつをおねだりして、もらうと本当に嬉しそうに振舞う。散歩とボール遊びが大好きで、運動不足になりがちな両親を外に連れ出し、健康サポートにも一役。18年間も両親と暮らし、二人の生活を豊かなものにしてくれた愛犬に本当に感謝です。日本一早い?逗子の花火大会が、クロスケを天国に見送ってくれたような気がしました。

 

高齢化社会とペット
私も、自宅には愛犬チュラがいます。ミックスの保護犬なのですが、早いものでもう10歳。長く元気でいてもらうために、そろそろ健康管理も今まで以上に考えてあげないといけないですね。一緒に生活していて思うのですが、時に「ちょっと我儘言わずに我慢して」と思う事もありますが、癒しや嬉しさを感じさせてもらう事が圧倒的。仕事中に、私のデスクの下で昼寝をしていることも多々あるのですが、仕事のフラストレーションを大きく和らげてくれます。そんなペットと暮らすと、高齢者(私もそろそろその一人)にとっては、ボケ防止にも効果があるそうですね。毎日ご飯をあげる、散歩に連れて行く。具合が悪そうだったら様子を見て、必要であれば病状を調べて・・・こういう気遣いをしていたら、ボケる余裕なんかないですもんね。ペットとの共生効果としては、ドイツでは医療費が7000億円以上、オーストラリアでは3000億円以上も抑制できたという論文発表もあるそうです。こんな効果が報告されている一方、年齢や住居の問題からペットが飼えなくなり、殺処分されるというペット問題もある。難しい問題ですよね。しかし、今後高齢化が進む、独居老人も増える日本では、人とペットとの繋がりでより豊かな社会を創る方策を考えても良いのかもしれませんね。私の実家でも、ここ数年両親も高齢となり、時にクロの世話をするのが難しくなることがあり、短期的に私が預かった事もあります。手放してしまうのではなく、そういうテンポラリーの助けがあればペットと暮らしたい高齢者もいるかもしれない。ペットと暮らすことで豊かな人生を送ることができ、医療費も削減できるのであれば、それは素敵な事。政治的に、どこにどうお金を使うべきかの検討をしても良いイシューかもしれませんね。若者にはあまり興味のないことかもしれませんが、今の日本を作ってきた高齢者の功績に応えるための優しい制度の検討もあって良いのかな、と個人的には思います。

 

一方、私の両親は既に90歳オーバー。これから、新たなペットを飼うのはもう無理。そうなると、クロスケの分まで私が親孝行せねばですよね。クロには及ばないと思いますが、どんな風にしたら両親の生活がより豊かになるか、私なりに考えてみます。