2000人以上の応募者を見てきた就職活動の専門家@松田宏之の日記 -4ページ目
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幸せな就職の形とは?

今回は、みなさんも「どのような就職ができれば幸せなのか?」

ということを一緒に考えながら読み進めて頂けたらと思います。


どんな方でも、せっかく就職するのであれば、

満足感の得られる就職をしたいと考えていると思います。

幸せな就職をしたいと考えていると思います。


就職サイトを見ただけでもたくさんの会社がありますし、

仕事の内容もたくさんあります。

同じ営業職という職種でも会社によって

売る物だったり、仕事の範囲であったり、

どういったお客様に向けて商品を売っていくのかなどの違いがあります。


一方、就職する側、働く側の方は、

その人、その人で違う価値観を持っていたり、

違うスキルを持っていたり、得意、不得意があったりします。


ですから、ほんとうに、幸せな就職の形は、

人それぞれ違いますよね。


就職活動をやっているうちに、気をつけないといけないのは、

人気ランキングなどに影響されたり、

メディアやマスコミの報道に影響されたり、

説明会などの会社のプレゼン能力の高さに影響されたり、

といったことは、よくおこることですから、

自分の考えが、ブレないようにしておく必要があります。


参考までに今年の人気企業ランキング
◆大学生の就職志望企業(『就職ブランド調査2009』より)
http://www.recruit.jp/library/job/J20090408/docfile.pdf


当然人気企業に就職することが幸せだという方もいますので、

すべてを否定するわけではありません。

自分の考えがあって、そこに就職することができればそれでよいと思います。

自分の考えを持たずに、

なんとなく周りに影響されてしまうのが問題だということです。


就職とは、

「自分の理想の人生に近づくための一つの手段」です。


就職活動をして、エントリーシートが通らなかったり、

面接がうまくいかなかったり、いろいろとうまくいかないことが続くと、

とりあえず内定がほしいという状態になってしまう方もいます。

この「とりあえず内定」は、冷静に考えればもったいないことですが、

やっているときは、「とりあえず内定」がほしくなってしまいます。


そして、働きだしてから、こんな会社で働きたくないとなってしまったら、

本当にもったいないことですし、本人もつらいと思います。




では、今回のテーマ「幸せな就職の形とは」なにかということですが、


【自分の理想の人生に近づくことができる仕事に就く】


これはとても重要なことです。

これを意識するかしないかで就職活動の質や満足感が変わってきます。


たとえば、コミュニケーションスキルを高めて、

たくさんの方と深い関係を築けるようになりたい。という方がいれば、

仕事は、たくさんの方と接して、深いコミュニケーションが必要とされるもの

であれば、なりたい自分に近づけます。


こういう方もいると思います。

とにかく裕福な生活をしたいから、たくさんの金がほしい!

という方であれば、

給料の高い会社を探して、そこに就職するのがいいと思います。


理想は一つだけではないと思いますので、

お金もほしいし、スキルアップもしたい、

長期休暇があって海外旅行にいきたい…など

ここでは、抽象的ですが、もっと具体的にすればするほど良いです。

どんなスキルがほしいのか、どれくらいの収入がほしいのかなどですね。


たくさん理想があれば、就職してすぐにそれをすべて満たすことは、

難しいとおもいますから、それに近づきたいのであれば就職した後も、

努力は必要です。


また、理想の仕事を見つけたけど内定がもらえなかった。

ということもあるかもしれませんから、

理想の人生に少しでも近づくことができる仕事を探していけば

いいのではないでしょうか。

やりたい仕事の見つけ方

もうすでに、わたしはやりたいことがある!!という方は、

今回の情報は、あまり必要ないかもしれません。

ただ、もっとやりたい仕事を明確にできるヒントにもなると思いますので、

よかったら読み進めてください。


よく就職活動をしている方から、自分が何をやりたいかわかりません。

という悩みを聞くことがあります。

実は、私もそうでした。


周りの人が、

やりたい仕事を見つけてそれに向かって頑張っているところをみると、

とてもうらやましかったり、どうしたら自分のやりたいことが見つかるのかと

悩んだりもしました。


ただ今は、自分のやりたいことが明確になっています。

そして、進みながらもっともっと明確にしていこうと思っています。


では、どのように、やりたいことを見つけるかというと、

大きく分けて二つあります。


1、自分の内面を見つめる

2、外の世界をたくさん見る

この二つです。


まず、1番目「自分の内面を見つめる」

これは、今まで自分は、どのようなことに喜んだり感動してきたのかとか、

やりたくないことはどんなことなのか、またなぜやりたくないのかとか、

そういったことを自分との対話の中で発見していくことです。


この自分の内面を見つめるときには、ちょっとしたコツがあります。

それは、自分のリラックスできる環境を作ることです。

雑音が聞こえるところは、さけたほうがいいです。

静かな環境で一人で考えて、思いついたらノートなどにメモしていきます。


どんどん出てくるだけ書いていきます。

そして、ひとまず休憩してからもう一度そのノートを見てみると、

自分がどんな人なのかが客観的に見えてきます。


私の経験だと、どんどん出やすい時と出にくい時があるので、

あまり出てこないときは、環境を変えてまた試してみるといいと思います。



次に、2つ目の「外の世界をたくさん見る」

これは、世の中にどんな仕事があるのかを知らなければ、

自分のやりたいことがどんなものなのか発見できないからです。


具体的な方法としては、

1、本を読む

 就活本で業界研究をしたり業界勢力図などをみたり、
 まず全体像をつかんで興味があるところはじっくり読むといいです。


2、商品を手に取ってみる・買ってみる・サービスを受けてみる

 ショッピングモールへ足を運んだり、お気に入りの商品を作っている会社
 はどんな会社か見てみる。


3、インターネットを活用する

 掲示板、SNS、就職情報などを参考に興味のあるものから探してみる。


4、すでに働いている知り合いに聞く

 実際の体験談、生の声が聞けます。


5、いろいろなアルバイトをしてみる

 積極的に仕事に取り組むことが大切です。
 お金以上のいろいろな発見があります。


6、合同説明会、セミナーに参加する

人事担当者の話だったり、時には社長自らの話を聞くことができる。


こんなところでしょうか。


まとめると、

自分の内面を見て、自分がどんなものに興味があるのかを

明確にしていく。

そして、外の世界にどんなものがあるのかをたくさん見て自分に合うものを

見つける。


これを、繰り返しやっていけば、やりたいことが明確になっていきます。

自分の長所の見つけ方

就職活動の中では、

よく自己分析をすることが大切だといわれることがあります。

自分を「知る」ということは、確かに重要です。


この自己分析は、就職活動だけではなくその後の生活の中でも、

自分の進む方向を明確にするときには役に立ちます。


その自己分析の中でも、自分の長所を見つけることは、

就職活動での自信につながったり、採用担当者へのアピールにもなるので、

今日は、この自分の長所の見つけ方についてお伝えします。


まず、長所とは何でしょうか?

辞書で調べてみると

「性質や性能などで、すぐれているところ。」と出てきます。

つまり、「自分の性格や能力ですぐれているところ」といった感じでしょうか。



そして、長所を見つけようとするときに誤りやすいのが、

「どの部分が他人より優れているかどうか?」

で長所を探そうとしてしまうことがあるということです。


就職活動において、一つの企業にたくさんの応募者が集まります。

そして、どんな応募者がほかにいるのかを知ることができるのは、

採用側の企業の人しか知ることはできません。

説明会や選考途中で会うことはあっても、

すべての方と会うことはないでしょう。


当然、ほかの応募者全員より優れている点を見つけようとすると、

なかなか見つからなくなっています。

見つかっても1つあるかないかでしょう。




では、就職活動における長所の見つけ方はというと、





「自分のやりたい仕事に活かすことができる自分の能力や資質を探す。」

ということです。




このように考えると、他人と比較するのではなく、

やりたい仕事のなかで、

自分はどのような力が発揮できるのかを考えることができるので、

自分の長所を発見しやすくなります。



そのためには、

まず自分のやりたいと思っている仕事や興味を持っている業界、

会社ではどのような資質や能力を持った人がが活躍しているのかを、

研究しなければなりません。


採用担当者から見れば、

自分の会社の求めている人物像に合っていて、

入社後に力を発揮してもらえそうな人材であれば採用したいと思うはずです。

逆に、優れている点をどんなにアピールされても、

その会社の求めているものでなければ採用したいと思わないはずです。


たとえば、あなたが、電気屋さんに冷蔵庫を買いに行ったとします。

そして、冷蔵庫の売り場にいって、

自分の予算やほしいサイズやデザインなどを探していると、

一人の販売員が声をかけてきました。


販売員「お客様、今一押しの商品があるんです!最新型のお値段もお手頃のも

のがあるんですよ!」


あなた「それはどんなものですか?」


販売員「これです!!最新型の薄型テレビです!!どうでしょうか?今なら

お値段も20%OFFにさせていただいております。」

あなた「いい商品なのかもしれないけど…」


あなたは、当然「なんなんだよ。この店員は!私が探しているのは冷蔵庫なの

に」と思いますよね。


何を言いたいかというと、

相手の求めていないものをいくらアピールしても意味がないということです。

逆に気持ちが冷めてしまいますよね。


まずは、「どのような資質や能力が求められているのかを、

採用担当者に聞いたり自分で考えたりして情報を集める。

その後、じぶんの中にある資質や能力が活かせるものを探していく」

そうすれば、長所を見つけることはスムーズになっていきます。

自分の長所を明確にして行けば、

自信にもつながり、それがアピールポイントになります。


なぜ、あの人は
自分らしい仕事をして
信頼と収入と幸せを手に入れることができるのか?
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