自分の長所の見つけ方 | 2000人以上の応募者を見てきた就職活動の専門家@松田宏之の日記

自分の長所の見つけ方

就職活動の中では、

よく自己分析をすることが大切だといわれることがあります。

自分を「知る」ということは、確かに重要です。


この自己分析は、就職活動だけではなくその後の生活の中でも、

自分の進む方向を明確にするときには役に立ちます。


その自己分析の中でも、自分の長所を見つけることは、

就職活動での自信につながったり、採用担当者へのアピールにもなるので、

今日は、この自分の長所の見つけ方についてお伝えします。


まず、長所とは何でしょうか?

辞書で調べてみると

「性質や性能などで、すぐれているところ。」と出てきます。

つまり、「自分の性格や能力ですぐれているところ」といった感じでしょうか。



そして、長所を見つけようとするときに誤りやすいのが、

「どの部分が他人より優れているかどうか?」

で長所を探そうとしてしまうことがあるということです。


就職活動において、一つの企業にたくさんの応募者が集まります。

そして、どんな応募者がほかにいるのかを知ることができるのは、

採用側の企業の人しか知ることはできません。

説明会や選考途中で会うことはあっても、

すべての方と会うことはないでしょう。


当然、ほかの応募者全員より優れている点を見つけようとすると、

なかなか見つからなくなっています。

見つかっても1つあるかないかでしょう。




では、就職活動における長所の見つけ方はというと、





「自分のやりたい仕事に活かすことができる自分の能力や資質を探す。」

ということです。




このように考えると、他人と比較するのではなく、

やりたい仕事のなかで、

自分はどのような力が発揮できるのかを考えることができるので、

自分の長所を発見しやすくなります。



そのためには、

まず自分のやりたいと思っている仕事や興味を持っている業界、

会社ではどのような資質や能力を持った人がが活躍しているのかを、

研究しなければなりません。


採用担当者から見れば、

自分の会社の求めている人物像に合っていて、

入社後に力を発揮してもらえそうな人材であれば採用したいと思うはずです。

逆に、優れている点をどんなにアピールされても、

その会社の求めているものでなければ採用したいと思わないはずです。


たとえば、あなたが、電気屋さんに冷蔵庫を買いに行ったとします。

そして、冷蔵庫の売り場にいって、

自分の予算やほしいサイズやデザインなどを探していると、

一人の販売員が声をかけてきました。


販売員「お客様、今一押しの商品があるんです!最新型のお値段もお手頃のも

のがあるんですよ!」


あなた「それはどんなものですか?」


販売員「これです!!最新型の薄型テレビです!!どうでしょうか?今なら

お値段も20%OFFにさせていただいております。」

あなた「いい商品なのかもしれないけど…」


あなたは、当然「なんなんだよ。この店員は!私が探しているのは冷蔵庫なの

に」と思いますよね。


何を言いたいかというと、

相手の求めていないものをいくらアピールしても意味がないということです。

逆に気持ちが冷めてしまいますよね。


まずは、「どのような資質や能力が求められているのかを、

採用担当者に聞いたり自分で考えたりして情報を集める。

その後、じぶんの中にある資質や能力が活かせるものを探していく」

そうすれば、長所を見つけることはスムーズになっていきます。

自分の長所を明確にして行けば、

自信にもつながり、それがアピールポイントになります。


なぜ、あの人は
自分らしい仕事をして
信頼と収入と幸せを手に入れることができるのか?