殻を破るのは | 秋田TOP進学塾手形校~くさじまのブログ~【秋田市の学習塾】

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秋田市の学習塾です。
受験指導は高校受験のみですが、小4~小6の子たちへの学習指導も行っています。

こんにちは、草島です。

 

朝から気持ちのいい晴れですね!


中総体間近ということで、普段は部休日の日も練習や練習試合が入るという運動部も多いようです。

 

明日からは雨模様。気温が上がったり下がったり、体調管理には気を付けていきましょう。

 

 

さて、タイトルの話。

 

これまでも電話やメールで保護者様とお話しする機会は当然ありましたが、塾でもLINEを使うようになり、以前より格段にやりとりする機会が増えています。

 

学年問わず、よく話題になるのは、「勉強に前向きになってくれない(なっているように見えない)」というもの。


本人としては(親の意思だろうが自分の意思だろうが)『塾に通って勉強している』というのがあるので、勉強はしているつもりで、それなのに言われてしまうとテンションダダ下がりorケンカに突入。

 

ちょっと前までは言うこと聞いてくれていたのに、時期的に反抗的になっていてギクシャク。


それでも何とかしてあげたいと、

 

・(無理やりにでも)自習室へ送り届けたり

・参考書や問題集を買いそろえたり

 

親御さんの気持ち、痛いほどわかります。

 

もちろん、そんな気持ちが伝わって、状況が変わっていく子もいます。

 

ただ、そう上手くはいかないのが大多数ですよね。

 

忘れてはいけないことは、殻を破るのは子ども自身ということ。

 

周りにいる大人がむりやり殻を破ってあげても、すぐに新しい殻ができてしまいます。

 

親御さんや僕らができることは、

 

・安心して出ていける環境をつくること

・いよいよ自分から動き出した時に快適な環境を整えること

 

これくらいしかありません。

 

と言っても、そうなるまでほっとくわけではなく。

 

お子さんをよーく見てあげてください。

否定ありきではなく、まずは話を聞いてあげてください。

もちろん「何を言ってるんだ!」と言いたくなることもあると思います。

ただ、できない・やらない(やりたくない)側にも、一応理由があるものです。

とにかくまずは話を聞いてあげてほしいです。

 

もう少しいうと、自分で話せるようにしてあげましょう。

一生懸命な親御さんほど、「これはこうこう、こういうことでしょ?」とお子さんが言語化する機会を奪ってしまっている様子を見かけます。

 

これはあくまで私の経験でしかないですし、例外もありますが、なかなか成績が伸びていかない子は「会話が続かない」子が多いんです。

 

『はい』『いえ』『うん』『いや』

 

基本的にこれしか言わない(言えない)。

 

何か提出するときは「あの、これ」

質問したいときも問題を指さして「これが…」

 

何がどうわからないか、どこまではいけたのか、もう少し自分で説明してみよっか?と声をかけて、それができる子はいいんです。大人しいタイプ、口数が多くない子というだけ。

 

何とかしなきゃいけないのは、その説明がほとんどできない子です。様子を見ていると本当に苦しそう。

 

また、言葉にできないというより、『なんでそっちが言葉にしてくれないの?』という感じもあります。

 

繰り返しですがあくまで私の経験上、そういう子ほど、親御さんはとてもしっかりしていることが多いです。

とても一生懸命に、お子さんのことを教えてくれます。どういう勉強がいいか、追加の教材は必要か、いまは何を優先にするべきか・・・子どものためにたくさん問いかけてくださいます。

 

でも、改めて。

 

殻を破るのは子ども自身です。

 

そういったことは子ども自身が聞き求めてくるべきですよね。

 

そうなるように仕向けていきましょう。

 

ちょっと長くなってしまったので今日はこの辺で。