お正月の色といってイメージするのは、


赤、白、緑・・・それから、鏡餅の橙の色でしょうか。


赤は、「スタート」を意味するはじまりの色です。


新年にぴったりのイメージですね。


それから赤には「地に足をつける」という意味も。


「今、ここから一歩一歩踏みしめながら・・・」


と改まった気持ちになれる色です。


白は、神の色。神事には欠かせない色です。


お清めの意味で使われると思いますが、


清らかな心で新春を迎える気持ちにさせてくれます。


緑も多く使われる色ですね。


門松は、本来神様が地上に降りてくるお正月に、


神様を家に招き入れる目印になるといういわれがあります。


緑の色は、「平穏」「安定」「安心」を表す色。


色の意味でも、家内安全を願うお正月にしっくりきます。


ところで、ふと思いましたが、


鏡餅って、なんだかクリスマスツリーに似ていませんか?


赤、白、緑と末広がりの形。


そして、クリスマスツリーのてっぺんには黄色(金)の星


鏡餅のてっぺんは橙のだいだい色が飾られていますね。


クリスマスツリーはキラキラのお星さまが希望の光で照らしているイメージ。


鏡餅の橙には「代々栄える」という縁起を担ぐ意味での由来があるようですが、


だいだい(オレンジ)色には、


「喜び」「人が集まる」といった意味があります。


新年を迎えるお正月のおめでたいイメージにぴったりですね。


また、何事にもプラス(陽)とマイナス(陰)がありますが、


だいだい(オレンジ)色のマイナスイメージには


「辛抱」「試練」があります。



「喜び」と「試練」の意味を持つだいだい色には、


神に捧げる鏡餅の神聖な白の上に乗せて、


「喜びも試練も神の御心のままに」といったような、


信心の意味もきっとあるような気がします。


色の意味で行事を読み解くと、面白いですニコニコ




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