冬のこの季節に思うのは、朝起きるのに一苦労。どーしても布団から出たくない。寒いんです。けど出ないと何も始まらないので、身体のエンジンもローギアに入れて徐々に上げていかざるを得ない。朝の身体はこんな調子でも、スロットのグラフは常にハイギアばりのグラフを描いてほしいもんだけど、そんなワガママは言いません。楽しい時間を過ごせればいいんです。

1月下旬
共に打つ友人と約250人程の抽選を受ける朝、並ぶ間になんとなく話す内容は「何を打つ?」となる。勿論、こんな200人オーバーの抽選で希望の台を取れるかは、抽選という運試しに若い数字を獲得出来るかどうかで左右される。そんな抽選で引いた番号が100番台。友人が6番。あれ?いつの間に運試しに勝ってるのさ。
そのお店は萌え系やアニメ系が強い為、若い番号は入り口入ってすぐの初代まどマギに向かう中、我が友人は悠々闊歩しながらAスロ偽物語に一番乗り。この文章の著者である主人公の僕は、Aタイプコーナーにある不二子に腰掛けてのスタート。


開店と同時にスロットが満席満台になるお祭り状態。ジャグラーですら空き台がない。こりゃ希望の台に座れたのは良かったかもしれない。開店前に話してたお互いの希望機種に実はちゃんと座れたので、好スタート発進。


不二子は小役確率や特定ボーナスと設定看破要素はあるもののAタイプ、小役もブレるし特定ボーナスも分母が重い。サンプルを集めてる最中に他の台で空き台がちらほら(あくまでちらほら程度)出てくるが、不二子のご機嫌を伺うには何かしらの理由付けをしなければならない。
「打つ理由」と「止める理由」の二つだ。
理由なんてのは、こじつけでいい。最も「打つ理由」なんてのは大抵何かしらのカッコいい「演出」が見たかっただけだったりするからだ。設定看破ももちろんだが、どーしても「タイプライターが見たい」それだけの理由だけでも打っていい。
朝一から腰掛けては、さぁ早くタイプライター見せてくれとのレバーに、不二子はただただアマルフィのバイクと海を行ったり来たりの展開。おまけに隣の新台AタイプのAKB48のボリュームがデカくて不二子の通常時の音がかき消される始末。それでも僕は「隣のAKB48の音がうるさいから」という理由で止めるわけもない。耳を研ぎ澄まし、僅かな音だけでも不二子を堪能しよう。前向きな姿勢で臨んだからか、よくプラムが落ちる。

打つ理由がまた出来た。「プラムが良く落ちる」小さくてもいい単純な理由から、ドラマってのは始まるんですよ。

設定差があるボーナスも引き始め、手持ちも1000枚オーバー。プラムの数は500G毎に確認し、続ける止めるのジャッジを繰り返す。もちろん継続。Aタイプなんていつでも止められる分、確信が無い段階での引き際が最大の難点。でも、こいつはやる気が漲ってるんだな。




夕方くらいに出ました全員集合。設定4or6確定画面。疑心暗鬼のレバーからハッピータイムのお時間です。

そうそう、もう一人のAスロ偽物語に座った友は、56確定ボイスを拝めたみたく、二人揃って快勝。


「打つ理由」と「止める理由」、2つの理由の差なんて紙一重だ。無論、高設定だとしても投資千円で当たらなかったら止めるなどのオカルト理由ですら精算ボタンを押させるんだから。
「打つ理由」になる事が実は、本当の「chance」かもしれない。





※毎月1日と16日に更新します。