ラッシュライフ/伊坂幸太郎 | RYUJIのサブカル批評

ラッシュライフ/伊坂幸太郎

もはや説明不要。出版する小説がいつもベストセラーの上位に食い込み、その作品が次々と映像化されている小説家、伊坂幸太郎。何度も候補作に選ばれながらも、この人が直木賞を未だに獲れていないのが不思議でしょうがない。「そんなんで、日本の文壇とやらは大丈夫か?」と心配になってくる。


原作は未読だが、映画「アヒルと鴨のコインロッカー」はとても面白かった。(因みに85点)

原作を読んで、とても面白かった「重力ピエロ」も映画化されたので、そちらの方も期待している。(キャスティングは僕のイメージと違ったけど・・・・・・)


問題は、この「ラッシュライフ」だ。僕はこの小説が面白かった分、映画化する事には異を唱えたい。

いくら僕の好きな俳優、堺雅人主演と言っても、映像化して面白くなる作品とはとても思えない。

やるんだったら、原作とは、かけ離れた脚本で作る他ないと思う。まぁ、もう作ってしまったものはしょうがない。

僕もなんだかんだ言って、映画がDVD化されたら借りてしまうと思うし・・・・・・。


「ラッシュライフ」は是非、読んでほしい一冊です。自分が伊坂幸太郎ワールドを受け入れる体質か、否か、一番はっきりと分かる作品だと思います。


採点/90点


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