やまとなでしこ | RYUJIのサブカル批評

やまとなでしこ

今更なのだが、土日を使って一気にテレビドラマ「やまとなでしこ」全11話をDVDにて鑑賞。

僕はこのドラマを見逃していて、周りの評判がとても良いので、いつかまとめて観ようと思っていた。


8~9年前のドラマなのだが、古さを感じさせない、とても良く出来たドラマだった。


タイトルの付け方が絶妙。

僕は松嶋菜々子があまり好きではないのだが、神野桜子の役は彼女が演じたからこそ成立したんだと思う。


現実には、大抵の男性は神野桜子よりも塩田若葉(矢田亜希子が演じた役)を選ぶと思うし、女性は中原欧介(堤真一が演じた役)よりも東十条司(東幹久が演じた役)を選ぶと思う。

なのに、このドラマがある程度の説得力を持っているのは、松嶋菜々子と堤真一、主演二人の演技力と、圧倒的な存在感に尽きると思う。松嶋菜々子は可愛かったし、堤真一の朴訥とした風情には好感が持てた。


残念なのは、サブストーリーがいまいち盛り上がりに欠けている。

筧利夫は、もっと使い様があったと思うし、押尾学に至ってはドラマに何の必要性も感じなかった。

でも、そんな押尾が実生活では、矢田亜希子をゲットしているのだから、人生は分からないモンだ。


採点/80点


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