story 177 かけがえのない友達
一護「えっ!?」
「如月さんがいない!?」
拓也「何、寝ぼけた事言ってんだよ!!」
「葵ちゃんなんていないだろ!!」
一護「また~!!」
「如月さん、ココにいるじゃん。」
「何言ってんの!?」
「椎名君どうかしたの!?」
「そんな事言ってさ。」
「もしかして悔しかったりして。」
「あはっ。」
「ま、マジで言ってんのか・・・」
楓「拓也ちょっと・・・」
楓と拓也は病室を出る。
拓也「どうなってんだ!?」
楓「どうやら少し事故のせいで精神に異常が出てるらしい・・・」
「一護のお母さんは見てられないって少し休んでるよ。」
「ま、マジかよ・・・」
「大丈夫なのか!?」
「まだハッキリとした事は解らない・・・」
「一体どうなっちまってるんだよ!!」
「葵ちゃんは面会謝絶で、集中治療室に入れられてるし・・・」
「一護は一護でこんな状態かよ!!」
「マジでどうなってんだ・・・」
「ホント、何でこんな事になるんだ・・・」
「今頃、葵と一緒だったはずなのに・・・」
「な、なんでこんな事に・・・」
「くそーー!!」
「おい、おい!!」
「大声出すなよ!!」
「ここは病院だぞ!!」
そこに、一護のお母さんがやって来る。
一護の母「ごめんなさいね、心配かけちゃって。」
楓「い、いえ・・・」
「ホント、あの子もバカだねー。」
「車にひかれるの解ってて助けに行ったって言うじゃないの。」
「幸い、少年は助かったって聞いたけど、一緒にいた女の子はまだ意識不明らしいわね。」
「ホント昔から親に心配ばっかりかけさせるんだから・・・」
「何かあったら楓君に頼ってばかりで。」
「昔から迷惑ばかりかけて・・・」
「ごめんなさいね。」
「い、いえ・・・」
「ホント良い友達を持って一護も幸せ者だよ。」
「勉強もスポーツも特別出来る訳じゃなくね。」
「なんの取り得も無い子で・・・」
「なんにも自慢出来る息子じゃないんだけど。」
「親の私が言うのもなんなんだけどね・・・」
「ば、バカが付くほど優しい子だから・・・」
「これからも、どうぞ仲良くしてやって下さいね。」
そう言って一護の母は泣き崩れる。
楓「何言ってんですか!!」
「一護は俺にとって、かけがえのない友達ですよ!!」
「あ、ありがとう・・・」
「ありがとう・・・」
そして、時は流れ・・・
翌日
病院にて
楓「葵!!」
「葵!!」
葵「ん・・・んっ・・・」
「こ、ここは何処!?」
「おい!!」
「葵!!」
「大丈夫か!!」
「き、木村くん!?」
先生「どうやら峠は越えたね。」
「もう大丈夫だ。」
「俺が解るか!!」
「き、木村くん・・・」
「あっ!!」
「桜井君は!?」
「一護なら大丈夫だ!!」
「アイツは殺したって死なねーよ!!」
楓は葵を抱きしめる。
「心配掛けさすんじゃねーよ!!」
「葵がいなくなったらどうしようかと思った・・・」
「もう会えないんじゃないかと思った・・・」
「良かった・・・」
「本当に良かった。」