りょうの一期一会 -7ページ目

りょうの一期一会

ifs(イフス)連載中


story 176 至福の時







「だ、大丈夫か君!?」





「ど、何処に・・・行ったのですか・・・!?」





「・・・二人は何処に・・・」





「救急車に運ばれたから近くの救急病院だろう。」





「す、すいません、ありがとうございました。」








楓は呆然と歩き始める。









何も考える事が出来ずに歩き続ける。









ただひたすら病院を目指して・・・









どのぐらいの時間歩いただろうか!?









楓は救急病院へと辿り着く。









その頃





病院では・・・








一護の母「大丈夫なんですか!?」




先生「意識は取り戻しました。」




「が、しかし・・・」










楓は・・・










「何時間か前に救急車で運ばれて来た若い女の子と男の子がいると思うんですけど・・・」




受付「暫くお待ち下さい。」




「大丈夫ですよね!!」

「二人とも大丈夫ですよね!!」





「・・・」






少し、時は流れ・・・






受付「お待たせ致しました。」






「男性の方は501号室にいます。」






「女性の方は・・・」









そして、楓は一護がいる病室へ・・・









「大丈夫か一護!!」




一護「・・・」




一護の母「楓君!?」

「椎名君から連絡あった!?」

「楓君の家に連絡したんだけど、取れなくて・・・」

「楓君のお母さんがD.Aって言うバーにいるんじゃないかって。」

「そこの電話番号教えてもらって掛けたんだけど・・・」





「一護!!」

「楓君が見舞いに来てくれたよ。」





一護「・・・」




「か、楓!?」





「楓君。」

「ちょっと・・・」








一護の母は病室を出て楓に話しかける。







「えっ!?」

「は、はい・・・」





「じゃー私は少し席を外すから。」






そう言って、一護の母は病室を出る。






一護「あはっ。」

「大丈夫だよ。」





「あまり心配さすなよ。」




「でも、嬉しいな。」




「事故に合ってから、如月さんがずっと側にいてくれるんだよ。」




「リンゴだって剥いてくれるんだ。」




「このままずっと入院していたいなぁ~。」





「そんな事言ってたら駄目だよ。」

「ちゃんと退院しないと。」





「そ、そうだね。」

「でも、ホント嬉しい。」











「よ、良かったじゃねーか。」

「あはっ。」








「お茶でも入れようか!?」




一護「楓も飲む!?」




「えっ!?」




「い、いや、いいよ。」





「せっかく如月さんがお茶入れてくれるのに~。」









バタン!!




そこに拓也が入ってくる。








拓也「一護!!大丈夫か!!」




「楓・・・来てたのか。」




一護「大丈夫だよ。」




「ビックリさせんなよ!!」




「あはっ。」

「ごめんね。」






「あっ!!」

「椎名君、お茶飲む!?」




「如月さんが今からお茶を入れてくれるって。」





拓也「えっ!?」




「葵ちゃんが!?」





「さっきからずっと側にいてくれて、ずっと看病してくれてるんだよ。」

「こんな幸せな事ってないよね。」







「な、何言ってんだよお前・・・」









「拓也!!」



















「葵ちゃんなんてココに居ないじゃん。」