story 149 幸せならそれでいい・・・
北野「そうですか・・・」
「それは残念ですが、仕方ないですね。」
「では、続いてナンバー3の阿部君どうぞ。」
隼人は沙織の下へ
隼人「久しぶりだな。」
沙織「そうだね。」
「沙織を守れるのは俺しかいない。」
「あの時、沙織がとった選択は絶対に間違ってる!!」
「沙織も気付いているんだろ!?」
「やさしさだけが愛じゃねーぞ。」
「今度は絶対にお前を離さない!!」
そう言って、隼人は沙織から離れて行く・・・
楓(あーあ。)
(俺は一体、何がしたかったんだろう・・・)
(解ったのは、今の俺の気持ちが凄く中途半端だと言う事だけ。)
(いつになったら人を本気で好きになれるのだろう。)
(まだ、引きずっているのか!?)
(心の何処かで、あの時の事を・・・)
(しかし、さっきの過去は何だったんだろうか・・・)
(絶対に何か訳がある・・・)
(沙織さんが誰とでも寝る女だとは思わないしな。)
ピカッ!!
光が差し、一瞬目の前が明るくなる。
楓(京介「お、俺は本気だったんだ・・・」)
(京介「なんだかバカみたいだよな。」)
(京介「一人で舞い上がって・・・」)
(京介「踊らされていただけなのか!?」)
(京介「まさか隼人と付き合ってたなんて・・・」)
(崇「だから言っただろ!?」
(崇「隼人とだってただの遊びだよ!!」)
(崇「アイツはそう言う女なんだ!!」)
(京介「慰めはいいよ。」)
(京介「沙織はそんな女じゃ無い。」)
(京介「初めから解ってた・・・」)
(京介「俺の事は好きじゃない事は解ってたから。」)
(京介「沙織の側にいれるだけで良かった。」)
(京介「でも、今の沙織が幸せならそれでいいか・・・」)
(京介「沙織が幸せならそれでいい・・・」)
(京介「・・・なー・・・崇・・・」)
(京介「沙織は今、幸せだよな。」)
(京介「笑ってるよな!?」)
(京介「幸せだよな・・・」)
京介は泣いている。
(崇「あー・・・幸せだよ。」)
(崇「幸せだ・・・」)
崇の目にも涙が・・・
場面は変わる。
楓(隼人「どうだった!?」)
(隼人「結構、面白かっただろ!?)
(崇「沙織には手を出すなって言っただろ!!」)
(隼人「おい、おい。」
(隼人「いまさら何言ってんだよ!!」)
(隼人「元はと言えば、お前が言い出したんだぞ!!」)
(隼人「沙織は誰とでも寝る女だって!!」)
(隼人「沙織は俺の事を気に入ってるって!!」)
(崇「それは事実を言っただけだ!!」)
(崇「別に京介から沙織を奪えなんて一言も言ってない!!」)
(隼人「ふ~ん。」
(隼人「わざわざ、京介を教室まで連れて来ておいて良く言えるな。」)
(隼人「悔しいのは解るが、お前はいつも指をくわえて見てるだけだ。」)
(隼人「沙織は俺のモノだ!!」)
(崇:京介には嫌な思いをさせてしまったが、これで良かっただろう。)
(崇:これで京介は沙織から離れて行く・・・)
(崇:次は隼人をどうするかだな。)