story 151 俺のせい!?
崇「俺はあれ以来ずっと自問自答を繰り返した。」
「俺のせいなのか!?」
「京介や沙織を苦しめたのも俺のせい!?」
「あんなに仲が良かった皆をバラバラにさせたのも俺!?」
「覚えているか!?」
「沙織の14歳の誕生日の事を・・・」
「沙織を驚かせようと先に帰った振りをして沙織の家までいったよな。」
「そしたら、解ってましたよ!っていう顔して沙織は出てきたよな。」
「あの頃の嬉しそうな沙織の顔が今でも忘れられない。」
「京介や隼人が笑ってる顔も・・・」
「あの頃はいつも4人で一緒だった・・・」
「夜通しバカ話もしたよな。」
「可愛い悪戯だって一緒にして来た・・・」
「いつも4人で笑ってた。」
「俺にとってかけがえの無い仲間だった・・・」
「それを壊してしまったのも俺のせいなのか!?」
「今までずっとその事を考えて生きて来た。」
「誰にも関わらなければ誰も傷つける事は無い。」
「そう思って来た。」
「でも、それは間違ってた。」
「きょ、京介がな・・・」
崇は声を震わせる。
「そんな俺の事を親友だったって・・・」
「かけがえの無い仲間だったって言うんだよ。」
崇は目に涙を浮かべる。
「あの頃、俺が自分の気持ちに正直に生きていれば・・・」
「誰も傷付ける事は無かった・・・」
「俺も沙織がずっと好きだった。」
「俺さえ我慢してれば4人の関係はずっとうまく行くと思ってた。」
「いつでも4人が笑顔でいられると思ってた。」
「しかし、結果的に皆を傷付けてしまった。」
「俺はその事からずっと逃げて生きて来た。」
「心を閉ざし、誰とも深く関わらないように・・・」
「でも、それは間違ってる事に京介が気付かせてくれた。」
「今からでも遅くないよな!?」
「もう誰も傷付けたくない!!」
「俺が沙織を止めてやる!!」
沙織は泣いている。
沙織「た、崇は全然悪く無いよ・・・」
「私が悪いの・・・」
「一人で勝手にヤケになって。」
「自分でも止められないぐらいになってしまって。」
「皆を傷付けて・・・」
「今では平気で人を騙せるよ。」
「なんのためらいも無く・・・平気で・・・」
「私、今だって男いっぱいいるんだ。」
「浮気だってするし。」
「だ、駄目だよ・・・」
「もう遅いよ・・・」