りょうの一期一会 -31ページ目

りょうの一期一会

ifs(イフス)連載中


story 152 あの頃のように・・・








沙織「誰にも私は止められない・・・」




「もう遅いよ・・・」







「他のヤツは騙せても俺は騙されない!!」









「今の沙織に男はいない!!」




「浮気もしない!!」










「また同じ事を繰り返すのか!?」


「何回、同じ事繰り返せば気が済むんだ!?」










北野「はい。そこまで!!」




「お疲れ様でした。」




「皆さんの気持ちは沙織姫に届いたかな!?」




「そして、沙織姫が選ぶ王子様とは!?」




「ここで、いったんコマーシャル!!」










一護は・・・









一護(これでやっと終わる・・・)




(まさか僕が選ばれる事はないよね。)




(もし、そんな事になったら広瀬君に殺されちゃう・・・)









隼人は・・・









隼人(ちっ!!)

(なんか昔の崇を見ているようだ!!)



(あの頃のように・・・)




(やさしくて、思いやりがあって・・・)




(そして、誰よりも友情を大切にした頃の崇に・・・)








(俺が大嫌いだった頃の崇に!!)










楓は・・・




まだ過去を見ている。









また場面は変わる。










(隼人「もう一度聞くぞ。」

(隼人「お前はそれでいいのか!?」)

(隼人「何で崇はそう言う風に思えるんだ!?」)

(隼人「京介と沙織が付き合ったんだぞ!!」)

(隼人「悔しく無いのか!?」)




(崇「悔しくないよ。」)

(崇「二人が幸せならそれで良い。」)




(崇「二人が幸せなら・・・」)




(崇「でも、京介は幸せにはなれない。」)

(崇「今の沙織とじゃ無理だ!!」)






(隼人「口では良い人ぶっても本心は違うようだな。」)

(隼人「結局は喜んでねーじゃねーか!!」)






(隼人「俺はお前のその良い人ぶってるところが大嫌いなんだよ!!」)










隼人は・・・









隼人(誰よりも友情を大切にする崇が嫌いだった・・・)

(自分を押し殺してまで人の幸せを喜ぶアイツが嫌いだった。)







(ホントはあの時だって沙織に手を出すつもりは無かったんだ。)

(崇が絶対に止めに来ると思ってた。)

(だからあえて崇に言ったのに・・・)






(でも、アイツは自分の事より京介の事を思ってた。)

(本当は俺が沙織に手を出す所なんて見たくなかったくせに・・・)






(アイツは止めに入るどころか微笑みやがった!!)




(そんな崇に腹を立て、勢いで沙織に手を出してしまった・・・)




(それから俺は皆から距離を置くようになり・・・)




(自分だけが全てだと思い込んだ。)




(でも、本当はそんな崇が大好きだった。)




(かけがえの無い仲間だった・・・)









(崇「また同じ事を繰り返すのか!?」)

(崇「何回、同じ事繰り返せば気が済むんだ!?」)









(俺はまた・・・同じ事をしようとしてる!?)




(また同じ過ちを!?)




(また皆から遠ざかるのか!?)




(もう嫌だ!!)




(また皆で一緒に笑いたい・・・)




(あの頃のように・・・)









(いつも4人で一緒だった・・・)









(あの頃のように・・・)









北野「優勝者の発表です!!」




「総勢164名の中から勝ち残ったのは誰!?」




「それでは、沙織姫宜しくお願いします。」




「王子様の名前を挙げて下さい。」










沙織「・・・」




「・・・」




「・・・」




「あ・・・」














「阿部 隼人」