story 158 憧れの人
楓(・・・)
(・・・)
(な、なかなか輪に入れない・・・)
歩「どうしたの!?」
楓(う~ん。どうしよう・・・)
「一人でポツンとしちゃって。」
楓(このままでは一人になってしまう。)
「でもね。私も一人なんだ~。」
結人「歩ちゃん何飲んでるの!?」
歩(げっ!!吉岡君!!)
(せっかく、名付けて『寂しがりや作戦』を決行してると言うのに。)
(邪魔しやがって!!)
歩「えっ!?」
「あ、あー・・・」
「カシスオレンジ。」
「歩ちゃんお酒とか飲めるの!?」
「あんまり強くないから少し酔っちゃった。」
「エヘッ。」
歩(早く消えろ!!)
(木村君がどっか行っちゃうじゃないか!!)
「じゃー俺が介抱してあげるよ。」
「少し酔った歩ちゃんも可愛いね。」
歩(あ、あー・・・)
(木村君が行っちゃった・・・)
歩「うるせー!!」
結人「えっ!?」
「ど、どうかした!?」
「俺、何か感に触る事言ったかな!?」
歩「えっ!?」
「い、い、い、や・・・」
「吉岡君、うる星やつら好きかなぁ~って。」
「な、なんちゃって。」
「えー!!なんで知ってるの!!」
「俺、ラムちゃんの大ファンなんだよ。」
「よく見ると歩みちゃんってラムちゃんに似てるよね。」
「あはっ。」
歩(こ、コイツやっぱバカ!!)
拓也と玲奈は・・・
拓也「おい、おい。」
「無理するなって。」
玲奈「無理なんかしてない!!」
「そんなにお酒飲めねーんだろ!?」
「止めとけって。」
「飲めるって言ってるだろ!!」
「止めろって!!」
「お前に潰れてもらっちゃ困るんだよ。」
「せっかく来てくれたのに、楽しくやろーぜ。」
「なっ。」
「わ、解ったよ。」
「ゴメン。」
「おっ!!」
「素直になったじゃん。」
「少しは素直になるよ。」
「私も変わらなきゃね。」
「れ、玲奈・・・」
一護と真琴は・・・
真琴「ねー。」
「前に言ってた、好きな人には告白した!?」
一護「えっ!?」
「し、してないよ。」
「しないの!?」
「で、出来ない・・・」
「何で!?」
「だ、だって彼氏いるし・・・」
「僕なんか相手されないし・・・」
「じゃー忘れちゃえば。」
「忘れちゃえばいいじゃん!!」
「そんな事言ってたら彼女出来ないぞ。」
「私が忘れさせてあげるよ。」
「私じゃダメ!?」
「だ、ダメって訳じゃないんだけどね・・・」
「ホント嬉しいよ。」
「僕なんかの何処が良いか解らないけど・・・」
「背も低いし、顔も良くないし・・・」
「運動神経だって鈍いし、特別頭が良い訳でもないし・・・」
「や、止めてよ・・・」
「自分の事、そんな風に言うのは止めて!!」
「桜井君にはいっぱい魅力があるよ。」
「やさしくて思いやりがあって。」
「友達を大切にするし。」
「好きな人に一途だし・・・」
「桜井君みたいな人が彼氏だったらなぁ~」
「私もそこまで人に想われたい。」
「ずっと憧れの人なんだ。」
「自分でも何が何だか解らない。」
「遠くで見てるだけで良い。」
「触れられなくても良い。」
「その人が幸せだったらそれでいいんだ。」
「江角さんなら言ってもいいかな。」
「信じられないと思うけど・・・」
「えっ!?」
「な、何!?」