りょうの一期一会 -22ページ目

りょうの一期一会

ifs(イフス)連載中


story 161 胸を張って言えるのか!?








綾乃「本当に良かったと思ってるよ。」






楓(よし!!言うぞ!!)













ピカッ!!


光が差し、一瞬目の前が明るくなる。





楓(んっ!?)








(中学の卒業式!?)









楓(楓「よ、よう!!」)

(葵「早いものだね!」


(楓「あ、あー本当早いな・・・」







楓(過去の自分を見てる!?)

(自分の過去を見るなんて初めてだ・・・)







(葵「でも、私!この学校に転校して来て良かったと思ってる!」)

(葵「色々あったけど・・・」)

(葵「木村君と出会えたし・・・」)



(葵「本当に良かったと思ってるよ!」








楓(そう言えば、俺はこれから葵に告白しようとするんだっけ。)

(なんだか今の俺と似てるな・・・)










(楓「なー葵ー」


葵「ん!?」)


(葵「何!?」)










楓(ここで言わなきゃ一生後悔するとか思ったよな。)

(今思えば、何故あの時ちゃんと告白しなかったんだろう・・・)









(楓「俺達さー」)


(葵「ん!?」)


(楓「い、いや!」)


(楓「何でもない・・・」)









楓(で、いつか胸を張って言おうと思ったんだよな・・・)

(葵が本当に好きだって!!)


(胸を張って・・・)




(胸を張って言えるのか!?)




(今の俺に胸を張って川村が好きって言えるのか!?)




(葵の事を忘れられない俺が・・・)




(胸を張って告白出来んのか!?)




(自分は裏切ってもいいのか!?)




(な、何やってんだろう・・・)




(俺は何をやってんだ!?)




(やっと気付いたよ。)




(初めから解ってた事なのに・・・)




(凄い遠回りしたような気がする。)




(誰が一番大切な人なのか・・・)




(誰の事を一番想っているのか・・・)










(俺、やっぱり葵が好きだ!!)




(今だったら胸を張って言えそうな気がする!!)




(葵が本当に好きだって!!)











その頃、D.Aでは・・・









拓也「おい。大久保!!」




直樹「なんだ!?」




「良かったのかよ。」




「楓に綾乃ちゃん送らせて。」





「お前も好きなんだろ!?」




「綾乃ちゃんの事。」





「あー好きだよ。」




「それにしては潔いじゃないか。」




「試してみたんだよ。」




「んっ!?」




「俺の確率を。」




「何言ってんだ!?」




「俺はずっと自分だけを信じて来た。」

「これは大博打だ。」

「俺の確率ではあの二人が付き合わない確率100%だ。」

「これが外れるようじゃー俺の今の気持ちも嘘になるんじゃないかと思ってな。」




「な、何言ってんだお前!?」

「大体、確率って何だよ!!」




「自信だよ。」

「自分が思い描く自信の度合いだ。」


「で、俺が川村の事を好きな確率も100%だ。」

「あいつ等が付き合わなければ俺の気持ちも100%。」

「付き合うようじゃー俺の気持ちもそれまでだ。」





「ふ~ん。」

「大した自信だね。」














「まーそう言うの嫌いじゃないけどな。」