story 61 ゲーセン
その頃
楓は
楓(あー何やってんだろうなー)
(こうなんかパーっと行きたいな!!)
(拓也でも誘ってゲーセンでもいこうかな!!)
綾乃「木村君!!」
楓「んっ!?」
「また元気ないね!!」
「木村君が元気ないって言う事はまた例の彼女の事考えてたんでしょう!?」
楓(や、やっぱり女の感はすごい!!)
「そ、そんな事ないよ!!」
「えー本当!!」
「じゃーなんでボーっとしてたの!?」
「い、いやーなんか良い事ないかなーと思って!!」
「あはっ!?」
「なにそれ!!」
「木村君これから何か用事あるの!?」
綾乃(な、何言ってんだろう・・・)
(どうしよう!!)
(勢いで言っちゃった!!)
「いや、別に用事は無いけど。」
「川村は!?」
楓(何を期待しているんだろう・・・)
(葵はどうなったんだよ!!葵は!!)
(なんなんだこの性格は!!)
「じゃー遊びに行かない!?」
綾乃(い、言っちゃった!!)
「いーよ。」
楓(ま、マジで!?)
(川村から誘ってくるなんて!!)
(俺に気が有るのかなー)
その頃
拓也達は
拓也「何処行く!?」
早紀「何処でも良いよ!!」
「んーそうだなー」
「ゲーセンでも行こうか!!」
「うん。」
楓達は
綾乃「私ゲームセンターって行った事ないんだ!!」
楓「そうなんだ!!」
「じゃーゲーセンにでも行く!?」
「1回行ってみたい!!」
ゲーセンまでの道中
楓「川村ってゲーセンなんか似合わないよな!!」
綾乃「んー今まではちょっと行きづらかったんだ。」
「なんかお嬢様って感じだもんね。」
「そ、そんな事はないんだけど・・・」
「でも本当に最近明るくなったよね。」
「うん。私もそう思う。」
綾乃(これも木村君のせいかなぁー)
一方
拓也達は
拓也「なー面白いだろ!!」
早紀(やっぱり今日の拓也君ちょっとおかしい・・・)
(やさしすぎる・・・)
「なー聞いてる!?」
早紀「き、聞いてるよ!!」
「本当!面白いね。」
拓也「そーだろう!!」
「あっ!!あそこ!!」
「あーあそこは私も何回か行った事ある!!」
「そーなんだ!!」
拓也達はゲーセンへと入って行く
早紀「私UFOキャッチャー得意なんだ!!」
「キャー!!可愛い!!」
「このぬいぐるみ可愛い!!」
「拓也君これ取って!!」
「いいよ。」
ギュイーン
「あっ!!」
「拓也君ヘタクソ!!」
「私に任せてよ!!」
その頃
楓達は
綾乃「面白いね!!」
「今度はアレやろうよ!!」
「ホッケーゲーム!!」
楓「いいよ。」
「じゃーハンデあげるよ。」
「川村は先に3点入れていいよ。」
「そんな事いってると後で後悔するよ。」
「大丈夫。大丈夫。」
「なんなら4点入れる!?」
「要らない!!」
「もー怒った!!」
「じゃー私から行くよ。」
時は流れる・・・
拓也達は
拓也「そろそろ帰るか。」
早紀「そ、そーだね。」
「拓也君。」
「なに!?」
「プリクラ撮ろうよ。」
「あーいいよ。」
二人は1台のプリクラへと入って行く・・・
早紀「これにしようよ!!」
拓也「いいよ。」
「じゃー笑って!!」
「じゃーボタン押すよ。」
「んっ!?」
「なんか顔が強張ってないか!?」
「笑顔で、笑顔で!!」
「お、おい・・・」
早紀は泣いている・・・