気持ちが分かり過ぎて、うるうるしてしまう。
サウジアラビアから日本って、
ラオスから日本の何倍も大変そう。
距離もそうだし、手続きもなんだかラオスより大変そうな。
ラオスは基本ゆるゆるな国だからね。
大事にしてきた子達を、遠い日本に送りだす。
もちろんそれが最善なんだけど、
それでも少しは寂しさを感じるよね。
旅立った後は、今いる子達、新しい子達のお世話に忙しく日々を過ごし、
だんだん忘れてしまうんだけど。
出来ればすべて送り出したいよな。
でもまぁそんな事は不可能で、
どの子が行くかどうか、ってのはもうなんとなくその時の状況で、なんだよね。
もちろん健康で、ウイルス検査で陰性、ってのが必須条件だけど。
日本に行く猫だけでなく、
家に入れるかどうかもそう。
同じ腎不全でも、さばみちゃんは家。
ミケはお寺。
寺でボスはってきたオス猫だったら家に入れないんだけど、
サバミもミケもどっちも寺が長いメス猫。
サバミが先に具合が悪くなり、
急性腎不全の可能性があった。
白血球も高く、バべシアの疑いもあった。
なので投薬や入院の為に家に入れたけど、
結局もう漫性なんじゃないかと思う。
ミケは血液検査で腎臓の数値以外は問題なく、
去年からクレアチニンも少し高めだったので、
完全に漫性腎不全。
でもうちにいれられる子は、スペースの問題から1匹だけ。
看取りになる子をケージにいれるわけにはいかないからね。
未来があって、一時の辛抱だったらもちろんいれるけど。
先にサバミがいたからサバミってだけで、
もしミケだけだったらミケを家に入れてたかな・・・?
分からないけど。
サバミはお寺でもちょっといじめられキャラで、
友達もいなかったけど、
ミケはいじめのないエリアで、
みんなと仲良くやってるから。
2匹とも、ここからの生存年数や、
幸せのあり方は違ってくるけど、
どちらの幸せも幸せには違いない。
家猫サバミ。
寺猫ミケ。
どの動物を保護するか。
とにかくラオスでは手が回らないほどの犬猫が苦しんでいる。
私は交差点で危なっかしかった、
後ろ足に障害があるジョマ太郎を保護した。
でも結局、同じエリアにいる、
元気な若い犬が、車にはねられて死んだ。
保護する基準みたいなのは一切通用しない。
どの子も死と隣り合わせだから。
悔やんで悲しんで、それでも続けてさ、
どんどんつらい事が心に溜まっていく。
毎回暗くてごめん!