こんな子初めてなんだけどさ、
皮下点滴入れるための針が刺さらないの。
皮膚が硬い、というか。
針が曲がってしまう勢い。
かといって太い針入れるのも痛いだろうし。
でも刺さらないから何度も何度も刺すのも痛いだろうし。
筋肉質なの。
立派なオス猫。
12月に初めて寺に現れて、だから寺猫ではない。
知らない猫。
でもガリガリで、そのままほおっておいたら死ぬだろうな、って思った。
それで病院に行ったんだけど、
最近やっと尿路感染症の治療が終わり、
病院での皮下点滴をやめたところ、
落ち着いてたクレアチニンが2,3くらいになってしまった。
なので自宅で皮下点滴をしてみて、
どうなるか見てみようって事になったんだけど、
あまりの皮膚の強さにびっくり。
刺されてたまるか!って意気込みを感じる・・・
困ったな。
ワクチン打ちに病院に行った時、
ちょうど来ていたおばちゃんが、
失踪した自分の猫にそっくりだって言うんだよね。
場所からいってけっこう遠いから違うと思うけど。
しかも白一色だから分からないよね。
6月に失踪したんだって。
皮下点滴や療法食とか、分かるとも思えないようなおばちゃんだったし、
やっぱり愛だけじゃ育てられないからね。
それに外飼いだから失踪もしたわけだし。
「まだ去勢も終わってないからとりあえず今日のところは帰るね。」
って言ったの。
そしたら、
「かわいそうだから去勢なんてしないで!」だってさ。
まさにラオス人を絵にかいたような人だったな。
最近私の中で大きかった出来事。
ラオス人が一匹の犬を保護したの。
この犬の本来の姿、これだよ?
この犬はさ、意識の高いラオス人や外国人もよく行く、
軽くハイキングが出来る山にあるカフェあたりにいる犬なの。
みんなのハイキングに付きあって、
山頂まで一緒に行ったりしてたんだって。
それがさ、こんな姿になるまで誰にも助けられなかった、って事が衝撃なの。
普通のラオス人じゃないんだよ。
意識高いラオス人と、そして外国人なんだよ。
どうなってるの??
前回のブログのコメントで、
「信念」って言葉が出てきたから考えてみたけど、
私は無視するような人にはなりたくない。
考えるな!とりあえず動け!!
なんとかなる!!
ここまで誰にも助けてもらえなかった犬。
動物に興味がない人達はそれはそれでいいんだけど、
動物好きって言ってて、この子をほおっておける人たちにびっくりする。
どうか治療が間に合って、また元の姿になりますように。