ぼんちゃんが死のうとしている。
ぼんちゃんは私にとって特別な猫で、
2018年10月、私がお寺に行き始めた時に初めて会った猫なの。
5年前、もーもーちゃんが死んでしまって、埋葬したお寺。
最初の頃はお墓参りに執念を燃やしていて、
それによって精神の安定をはかってた。
埋葬した翌日、お線香をあげにいったら、
猫の鳴き声がして、いよいよ幻聴まで聞こえるようになったか、
と思ったら、ぼんちゃんが現れた。
それが出会い。
ぼんちゃんはその時すでに子育てをしていて、
1歳以上だったので、今が6歳以上。
外猫の寿命でいくと、もう長生きをした。
寺猫時代も何度が病気になったけど、
復活して寺に復帰してた。
でも最後は慢性腎不全に。
ぼんちゃんはだみ声で、猫が嫌いで、
墓場エリアに他の猫を寄せ付けず、
1匹で墓場を守り抜いて、たくましく生きてきた。
餌やりに行ってぼんちゃんを呼ぶと、
遠くからでもだみ声で返事をくれながら走ってきてくれた。
それが4年間。
腎不全が分かってから、ぼんちゃんはラッキーにも預かりさんが見つかって、
今もこの最後の時を家で静かに過ごす事が出来ている。
今まで寺で死んでいった子達の死に方も否定しないけど、
今年の2月から家に入ったぼんちゃんは、
猫相も可愛く穏やかになって、
それはそれは幸せに暮らしていて、
いい猫生だったんじゃないだろうか、と思うのです。
看取りをしてくれる預かりさんなんて、
このラオスで奇跡だからね。
墓場の土台で寝てたぼんちゃんが、
ふかふかのベッドでぐっすり寝るようになった。
土曜の夜のぼんちゃん。
今さっきのぼんちゃん。
準備が出来たら旅立ってね。
5年間、何十匹もの猫の埋葬を見届けてくれたぼんちゃん。
いよいよぼんちゃんの番か・・・


