ラインナップはこちら
①雪国自転車問題~外崎選手からの挑戦状~
②北海道自販機物語~完結編~
③夜の常盤公園にて
④オアシスは公衆便所
⑤猫とワンコと時々キツネ
⑥雪上パークゴルフの謎
⑦謎の飲み物”ガラナ”テイスティング
今回は前回①②の続きの③④⑤について
今回少し長めです🙇♂️
③夜の常盤公園にて
今年もやって来た旭川の常盤公園
町中のように雪かきがあまりされておらず冬の旭川を満喫出来るスポット
ここには毎年、朝に散歩に行っていたが
正直新しいネタを探すにはもう限界が来ており、今回は夜の散歩も取り入れ、新しいネタを探すことにした
結果的にこれが正解だった
④に続く
④オアシスは公衆便所
PM11:00、夜の常盤公園は冷え切っており
太陽光があたらず外に居れば居るほど体が冷える
どおりで夜は誰も歩いていないのだと
本当に人とは誰とも会わなかった
そして足早に常盤公園に向かい
常盤公園に来てまずトイレが1ヵ所しか開いていないことに気が付く
2ヵ所程他にもトイレがあるがなぜか他のトイレはシャッターが閉まっている
明かりがついているトイレに入ってみてその理由がわかった
まず、入り口に扉がある
公衆トイレなんぞにまず扉など付かない
これは何か秘密があるはず
興奮を隠しきれないまま厚い手袋をはめたその手で扉に手をかけた
扉を開けた瞬間降りかかる暖かさ
なんだこれは、なぜ公衆便所がこんなに暖かいのだ
ありえない
備え付けのヒーターが稼働しており、すごく暖かいのだ
思い出してみれば長野の体育館にも同じ暖房器具があった
これはトイレ専用の暖房器具なのかもしれない
しかし、まず三重だと考えられない
冬でも夏でも公園のトイレはそれほど快適な場所ではない
むしろ不快で一刻も早く立ち去りたい場所なのだ
冬はとにかく寒く、夏はGB(あの黒い悪魔)がいる
夜の常盤公園で一番居心地が良いのが、この公衆便所だったのだ
悔しくて認めたくないが、これは認めざるを得ない
冬の旭川において公衆便所はオアシスなのだと
⑤猫とワンコと時々キツネ
それは23時をまわった極寒の常盤公園での出来事
歩いているとふと物音が聞こえ、その先に目線を送った
進行方向の雪道になにやら小動物がいるのだ
犬?猫?と考えているうちに走り去ってしまった
その後ろ姿を見て驚いた
ふさふさとした尾に薄い黄色の毛をまとった小動物
キツネ?
いや、でもこんな街中の公園にキツネがいるはずがない
そんな疑念を抱いた私の前にその動物は二度と姿を現すことはなかった
キツネという確信を持たず翌日を迎えることになった
帰路についていた私の疑念は消えず空港に向かっている車中で思い切って帰りのタクシーの運転手にこの小動物の話をしてみたのだ
「それ、北キツネですね」と運転手は自慢げに答えた
「わりと普通ですよ、北キツネなんて」とまた北から目線で教えてくれた
やはりキツネで間違いなかった
私のところに”来たキツネ”は”北キツネ”だったのだ
…
しかしここでもう一つの疑問が沸き起こった
三重ではキツネは街中では見かけないが、野良ネコはたくさんいる
しかしこの極寒の旭川で越冬出来る能力をもった野良ネコがいるのか
再度この運転手に
「北海道に野良ネコはいますか?仮にいたとして寒さに耐えれますか?」
と私の疑問をぶつけてみた
「野良ネコはいますよ。案外雪を掘ると暖かいのと風が避けられるところにいる」と
この発言が私の疑問を解消してくれるどころか更なる探求心に火をつけたのだ
風が避けられても夜は-10℃、さらに寒いと-20℃を越える旭川
そんなところでどうやって夜を過ごすのだ
北海道に住んだことのある親戚に、電線にとまっているスズメが凍って落ちてきたという話を思い出した
動物が凍る寒さ
ネコなら生き延びれるのか
これは探すしかしない
極寒の地域で越冬する能力を持ち合わせたスーパー野良ネコを
来年からの調査が野良ネコ探しに決定した瞬間だった
ちなみに犬の散歩は朝方何回も見かけた
(個人が特定できないよう遠くから撮っています)
ワンコよ、肉球冷たくないか?
旭川のワンコもまた肉球が冷たくならないスーパーワンコなのだろう
次回⑥⑦に続く