2023年、７月末。
もう経緯を忘れてしまったのですが、スーパーカブをほとんど乗らなくなってしまったので、それなら高速道路に乗れるツーリングバイクに乗り換えてもいいんじゃないか、という話になり、買った気がする・・・。
新しく手元に来た、グース250です。
グースといえば、350のほうが有名(人気)だと思いますが、あまり2輪に乗らないのと、車検費用が無い250で行こうと思い。
SRXに乗っていた頃は、デザインがあまり好きではなかったけど、今見ると結構格好いい。
私は80年代後半のネイキッドというジャンルがまだ無かった時代の、カウル付きのバイクからカウルを剥いだだけの、色々剥き出しな車種が大好物なので、このちぐはぐ感がたまらない。
バイクは乗ってるけどグースを知らない知人からは、純正のセパハンもステップもリアカウルも、「これ変えたの？」と言われる始末。
10000回転からレッドゾーンの高回転型シングルエンジンは、低回転である程度トルクは出ていて、車体が軽いのとシングル特有の粘りがあるので、発進で気を使うことはない。
低回転でギクシャクはしないが、楽しいわけではなく、自分のペースだと常に6000~10000回転を使う。
純正の単気筒のエンジンにしては主張がかなり激しいほうで、常に「もっと回せ！スロットル開けろ！」と急かされている気分になる。スロットルを開けていくと、回転数が上がるにつれてエンジンが本領を発揮していくように感じ、気持ちよく10000回転までストレスなく回っている。SRXだと、純正では6000辺りから頭打ちになって、これ以上回しても仕方ないような感じでシフトアップしてしまうけど、グースではそんなことはない。
エンジンの音も圧縮が高そうな音がしていて、乗るほうの気持ちも高まる。ドコドコとエンジンの振動を感じながらのんびり走るバイクではなく、ひたすらスロットルのオン・オフを繰り返してカーブを曲がり、立ち上がりでピストンを叩き回して脱出...していくことだけを考えてると思う。一人で走ってるならいいけど、400~600cc辺りのペースについていこうとすると、トルクで誤魔化せないから常にパワーバンドに入れてないと置いて行かれるので、6速あるのもあり結構忙しい。
山道のツーリングで使っていると、大体燃費は32~37km/lくらい。250ccでは普通かな？(初めてだから分からん)
大型バイクのSSほど姿勢がキツいわけではないけど、最近の250ccのカウル付きのスポーツバイクと比べると姿勢はキツいと思う。
ノロノロ走行の渋滞/巡行ではどうしても前腕に体重がかかって肩が痛くなるし、脚を動かす機会のない街中走行の巡行ではステップの位置が高いので、血流が悪くなっているのを感じる(腕を下に垂らすと、くるぶしに指が当たるくらい)。長い信号待ちで止まったときは、尻に体重がかかるので、格安で買ったようなペラペラの座布団みたいなシートの硬さが尻に痛みを与える。
6速あるとはいえ250ccでギア比は高いので、高速道路では80kｍ(6000rpm)巡行くらい。軽量な車体とホイールベースが短いのもあり、直進安定性がないわけではないけど、右を見るだけで簡単に右に曲がるバイクなので、高速巡行は明らかに向いていない。
ネイキッドなので風はもろに受けるし、リュックを背負うとリアカウルに当たるし、かまぼこ板が乗っているようなリアシートも積載性は・・・。
車体は軽いので取り回しは楽だけど、間違いなくツーリングするバイクではないと思う