2月14()

朝から仕事で一段落したのが10時、それから納品と野暮用を済ませて昼飯を食べ終えたのが12時半を回ってたでしょうか、2月とは思えない暖かさで中華エンジンカブに火入れなんぞしまして、積もった土埃をフキフキしたら乗りたくなっちゃいました()

 

ご覧の通り中華エンジンに載せ替えと同時にメーターも交換、トリップも無いのでオイル交換時期も覚えやすいんじゃないかな?

スピードを出す訳じゃないので目盛り幅の大きいフルスケール60のノーマルの方が見易かったんですけどね()

200mは何度か暖機運転をしたのでオマケって事で慣らし運転の初乗り‥‥スピードもだがエンジンを高回転で回さないようアクセルも緩めの操作に

 

 

まずは試運転程度に近場のチョイ乗り、小貝川の氾濫で水没した母子島地区を訪れました、ここは集落まるごと集団移転し旭ヶ丘と名前が代わり、遊水地として名前を残したもの、年に2度ほど筑波山の山頂から陽が昇るダイヤモンド筑波が見られる場所で、風が無ければ湖面に映る筑波山も綺麗に見えます。

 

見てはいませんが丁度この日か前日辺りがその日だった筈、その名残りか駐車場には簡易トイレがまだ残ってました、釣り人も居ますが女性用のトイレの方が多いって事はそれだけ寒い中見学に来る人も多いって事でしょうね

 

側を流れる小貝川に流れ込む大谷川の橋の麓には川の一里塚、親戚が近くに有ったので小さい頃には良く川遊びをした場所

 

そこからチョイと下れば俺の定点観測場所となる小貝川の水管橋、筑波山は少しぼんやりした表情ですが春霞の時期でもあり、雨雲に隠れてないだけでも充分、1000mもない低山ながら存在感は富士山並()

 

ここまでで走行距離6.5km‥‥いくら何でもここで引き返すのは心苦しい‥‥と言う事で小貝川に架かる橋を渡って宮山ふるさとふれあい公園まで足を伸ばして見ました

 

 

 

この時期はまだ蝋梅ですかね?

 

 

白梅はまだまだですが紅梅は盛りを過ぎたようですね、蕾は残るものの満開の花弁は終盤を迎え劣化が進んでるようだ

 

公園内の一画に建つ「安倍晴明展示館」‥‥陰陽師で有名な安倍晴明ゆかりの地って事で建てられ、近くには晴明橋公園もあり猫島集落が晴明の誕生地として伝えられてます?‥‥と言うのは諸説ある中の一つで、以前は大きな看板が県道7号にも立てられていましたが、今は無い事から関西での伝承の方が信憑性に優れてたのかも()

 

ここまでで12km、すでに時間は15時ですので帰りたい時間ですが、もう少し走れば雛祭りで有名な桜川市真壁、この暖かさなら陽が落ちるまでに戻れば何とかなりそう?

 

雛祭り期間中は車の乗り入れに制限が有ったと思うが規制もなく伝承館の駐車場まですんなり、市街地の中心部ですから歩いても疲れない距離で散策出来そうだ

 

 

旧真壁郵便局で今は街並み案内所になってます、カウンターには雛飾りの一部が展示してあった

 

 

以前より展示してる店も雛飾りの数も少なくなってますね、城下町とは言え今では雛祭りの時期ぐらいしか賑わいを感じる事は出来ない、観光の目玉になるものもなく交通の便もイマイチだからだ、なのにこの日は水曜日ですので商店の定休日と重なってしまったのだ、雛壇を飾っても店の売り上げには関わりないからね、観光客より普段の生活が優先なのである()

 

その城下町だが‥‥ここ真壁は「忠臣蔵」で有名な赤穂藩浅野家に繋がる歴史を持ち、隠居料として真壁の地を貰った浅野長政により真壁藩が出来た。茨城百景の一つ「伝正寺」を菩提樹としてるそうだが観光で見るどころか檀家さんでも無ければ敷地に入る事すらままならないのだ、一度だけ訳あって寺の内部を見せて貰う事が出来たが撮影は禁止、立派な太い柱が凄過ぎて忘れられない()

 

長政の死後三男の長重が跡を継ぎ加増となり真壁藩を廃し笠間藩領となり藩主を務める、その後赤穂に移封された訳だが、忠臣蔵で仇討ちを成し遂げた大石内蔵助の祖父が笠間藩主を支えた家老だった事から、大石内蔵助を助けてたのも元笠間藩の人たちだったようです?

笠間の大石邸跡もだいぶ整備されましたね

 

運動不足のオイラが歩き回ったので喉が渇き水分補給にと寄ったのはTOY BOX、事故ってから来たのは12度じゃないかなぁ?

そんな俺にも対応が優しいのよ‥‥なにしろ最初に訪問した時に或る場所を訪ねたのだが、伝承館でも判らなかった場所を知り合いに電話して調べてくれたり、離れた場所なのに車で送迎してくれたりしたんですよ、ただの一元客だと言うのに()

そんな事もあって友人を何人か誘って行く事も有ったね、表に止めて有るトゥクトゥクで街中を案内して貰った事も有ります、ツーリングにしては近過ぎますがカブでチョイ乗りするには丁度良い距離、今年は特に中華エンジンの慣らし運転中なので寄る回数も増える事でしょ‥‥多分()

 

 

店内にも雛壇が飾ってあります、ハーレーが鎮座するようになってからかな?、くまモンのモンキーを見掛けなくなりましたね、お兄さんの所有なのかな?、シトロエンの2CVを所有してた筈なので一度現車を見てみたいもんです

 

以前に日本酒を買いに訪問した事のある「公明」で有名な村井醸造、昔は真壁に三軒の酒蔵が有りましたが現在残ってるのはこの村井醸造さんと「花の井」を醸造する西岡本店の二軒だけです、3.11の東北地震では長い間屋根にはブルーシートが被ったままでした、重要無形文化財の多い真壁では被害が多かったようです。

景観保存地区らしく通りに面した建物では修繕費の90%が補助された建物が有ったかと思えば、細い路地の奥に見える建物を新築しようとすると木材や石を使い新しい建材は使用出来ない決まりと言いながら補助は全然出ないとか、色々と面倒くさいお役所決まりで文化財指定を拒む人すら出て来てるようです、090では月とスッポンほど違いますからね()

歩いて行ける距離に鈴木醸造もあるが、そこは醤油や味噌を造ってる醸造所でお酒は造ってません()

 

旧筑波線(りんりんロード)の真壁駅近くに立つ奉安殿、明治天皇が教育の基本とした天皇じきじきのお言葉を書いた謄本や、天皇の写真を納めた建造物で、敗戦までは全国の小学校に建てられたそうですが、私が現物を見たのはここくらいですね()

 

そろそろ16時半も過ぎたし帰るとしましょうか?

せっかく真壁に居るのだから真壁らしい土産でも買おうか

 

寄ったのは奉安殿近くの黄金屋菓子店、真壁城主に仕えた平四郎が冬の寒い日に城主の履物を懐に入れ温めてたものを、座布団代わりに尻の下で温まったと勘違いし平四郎を殴った。平四郎は藩を出て仏門に入り法身性西禅師となる。

宮城県松島の瑞巌寺と言えば観光名所でも有名だが、その前身となる円福寺を開山した事でも知られるのがこの法身性西禅師こと平四郎なのだ。

 

この平四郎もなか、あんこたっぷりでズシリと重い、上あごが痒くなりそうな甘さだが甘党と酒の両刀使いの俺には旨い、ただもなかの皮が上あごにへばりつくんだよなぁ、この時ばかりはコーヒーより日本茶が欲しくなるのだ()

 

さぁ急いで帰ろっ、往復36キロのチョイ乗りだったが久し振りにカブにも乗れたしいい身体の慣らしにもなりましたね‥‥あぁ初夏が待ち遠しい()

家に着く寸前、何時もの飲み会メンバーが集まってるようで電気がぼんやり点いてるのが見えた、バイクを車庫に入れる前にスマホを確認したら着信履歴にメンバーからの電話、そのまま参加してグビィでしたよ()

 

今回初めて中華エンジンの慣らしを始めましたが、4ミニのエキスパートには走行距離で100キロまでは時速30キロ、200キロまでは40キロ、300キロまでは50キロ等と教えては貰ってたんですが、125とは言え新品のエンジンは思ったより静か、4速なので道路の端っこを走ってるつもりでも何時の間にか40キロ出てます。

帰りには何度も50キロの指針ではないか‥‥もう初日にして計画は守れず断念、せめて急なアクセルワークだけはしないように心掛けるつもり。それとギヤペダルが前だけなので踏み込んでシフトアップですから、今まで乗ってた大型バイクと勘違いで一度ですがギヤダウンでエンジン回転を上げてしまった、車体が同じなのでまた間違えそうで慣らしが終えるまではヒヤヒヤ()

せめて300キロ以内ではエンジンを壊したくない()

 

宮山ふるさとふれあい公園

茨城県筑西市宮山504

TEL:0296-52-3610

 

旅人Cafe TOY BOX

茨城県桜川市真壁町真壁152-3

TEL:0296-48-7111

 

黄金屋菓子店

茨城県桜川市真壁町真壁374

TEL:0296-55-3658