↑久々に、イングヴェイのライブDVD「LIVE IN JAPAN '85」を観ました。収録曲は、以下の通りです。

 

(01)I'll See The Light

(02)As Above, So Below

(03)Don't Let It End

(04)Far Beyond The Sun - Rising Force

(05)On The Run Again

(06)Anguish And Fear

(07)Icarus' Dream Excerpt

(08)I Am A Viking

(09)Kree Nakoorie

(10)Guitar Solo (Trilogy Suite; Spasebo Blues)

(11)Disciples Of Hell

(12)Hiroshima Mon Amour

(13)Black Star - Rising Force

(14)Jet To Jet

 

■エクストラ映像

INTERVIEW 2006

 

 

 

↑パッケージ中面。

 

 

 

↑付属の解説。

 

 

 

↑解説の中面。「BURRN!」広瀬和生氏による解説が記載されており、以下に一部を引用・転記させていただきました。

1963年にストックホルムで生まれたイングヴェイは、1970年代には既に自らの音楽スタイルを確立、1983年に渡米すると同時にロサンゼルス界隈で「イングヴェイは神だ!」と騒がれ、グラハム・ボネット率いる ALCATRAZZ に参加したことで、一躍世界的に注目される「新たなギター・ヒーロー」となった。1984年には ALCATRAZZ の一員として、初の来日も果たしている。

 

 

その ALCATRAZZ を1984年7月に脱退したイングヴェイは、バンド在籍時からサイド・プロジェクトとして制作に取り掛かっていたソロ・アルバムを、自らのソロ・キャリアのスタートと位置付け、ヴォーカリストのオーディションを行い、ジェフ・スコット・ソートを採用、インスト・アルバムとして企画されていたイングヴェイのソロ・アルバム「YNGWIE J. MALMSTEEN'S RISING FORCE」には、急遽ジェフの歌う2曲のヴォーカル・ナンバーが収められることになり、1984年11月にリリースされた。

 

 

スウェーデン時代の仲間であるイェンス・ヨハンソン(key)、アンダース・ヨハンソン(ds)、マルセル・ヤコブ(b)らをLAに呼び寄せたイングヴェイは、ジェフ・スコット・ソートをリード・ヴォーカルにフィーチュアしたバンド「YNGWIE J. MALMSTEEN'S RISING FORCE」を結成すると、1984年12月には早くもバンドとしてのアルバム「MARFHING OUT」を完成させ、同アルバム・リリースを待たずして、1985年に RISING FORCE を率いての日本ツアーを敢行した。その時収録されたのが、このDVDに収められているライブである。

 

 

御覧になればお判りのように、本作においてはビデオ制作スタッフにより、かなりユニークな映像処理を施されている箇所が見受けられる。

 

 

僕が個人的に当時の制作スタッフから知り得た情報によれば、この時のライブ素材を元に、ここに収められたものとは別に「イングヴェイ・ギター・プレイ編」がリリースされる予定だったということで、あえて差別化を意識してこういう編集を施したのだという。

 

 

そして実際、なぜか1990年になってからではあるが、その「ギタープレイ編」は、別編集の「CHASING YNGWIE」なるビデオ・ソフトとしてリリースされ、それ以降、このDVDに収められた内容の「RISING FORCE : LIVE IN JAPAN '85」は入手困難となっていた。

 

※この「かなりユニークな映像処理を施されている箇所」というのが、観客を前にしたライブ・パフォーマンスを臨場感を持って視聴者に伝えるという「ライブ映像の基本」から逸脱しており、サイケデリックなイメージビデオ風になっていて、正直、全体をぶち壊しており何とも残念・・・

 

しかし、その箇所を我慢すれば、普通に観れる部分も多く、また音質も良く、若くて瑞々しいイングヴェイの溌溂としたプレイが楽しめるので、つくづく「ユニークな映像処理」の箇所が残念である。オリジナルの映像素材が残っているのなら再編集して、まともなライブ映像のDVDを再販して頂けないものだろうか・・・

 

 

 

↑パッケージ裏面。

 

 

 

↑このライブ映像、YouTubeでも観れますけどね。

 

 

 

 

↓イングヴェイのライブDVDなら、以下の2作をお勧めします。