↑2002年に初版発行となっている文庫本、発行所は株式会社枻(えい)出版社で、発売時の定価は本体600円+税。
サブタイトルは「All about Gibson Les Paul」で「ヴィンテージ・エレクトリック・ギターの最高峰 レス・ポールを饒舌なまでに語り尽くす!」という補足文が付いています。
ちなみに自分は↑ Gibson Les Paul を所有していますが、これは1998年に購入した1998年製の「Standard」という標準的なモデルです。
確か、某楽器店のレスポール・フェアの売れ残りの最後の1本を格安で買った記憶がありますが、幾らだったか?は思い出せません。
それはさておき、この本は、ヴィンテージのレスポールを所有するミュージシャン8人にインタヴューし、レス・ポールという楽器の持つ魅力、所有するヴィンテージに対する拘り、購入時の逸話などを語って貰った物です(当然、所有ギターの写真も掲載されています)。
その8人とは登場順に、世良公則、リックニールセン(Cheap Trick)、PATA、高見沢俊彦、鮎川誠、和田唱、菊地英昭、坂本慎太郎となっていますが、自分は、PATA、和田唱、菊地英昭、坂本慎太郎の四人のミュージシャンは全く知りませんでした。
上記8人のインタヴューの前には、約40ページを費やして「レス・ポール」という楽器とは何か?それは、いかにして誕生したか?について詳細な解説があります。
また、1952年の誕生から1975年までのレス・ポールの変遷や、派生したモデルの数々を年表で紹介されていて、十分楽しめる本となっていますね。
自分が初めて買ったギターは「Greco」のレス・ポール・モデルで、確か定価5万円。それを42,000円で購入したと記憶していますが「レス・ポール」という名称は、単にギターの「形」を指すのだと思っていた。
「レス・ポール」というギターが、1915年生まれの「レス・ポール」というミュージシャン、ギタリストのアーティスト・モデルだと知ったのは、恥ずかしながら上記写真で紹介した98年製のレス・ポールを買った時です(恥)
自分はヴィンテージ・ギターに「本当に、そんなに凄いのか?」という懐疑的(?)な興味はあるものの買えるわけなんか無く、別に欲しいとも思わない(捨てるほど金が有れば、何本か買うだろうとは思います 笑)ですね。
そもそも、自分はギターに10万円以上出す気はないです(笑)しかも、10万あったら「5万のギター2本買えるぞ!」と考える貧乏性です(笑)自分は家で一人で弾いてるだけなので、普通に音が出れば、それで十分です。
と言いつつ、YouTubeで検索して、ヴィンテージのレス・ポールの試奏動画を見てるわけですが(笑)Macに接続している安物のスピーカーで聴いても「なるほど、こりゃ確かに違うわい」と実感できるんですよね(笑)
それに引き換え、自分のレス・ポールは、正直「Gibsonって言ったって、こんなもんか?」って感じです(汗)しかし、購入時は「遂に、Gibsonを買った!」ということだけで非常に興奮したもんです(笑)
自分がギター始めた頃は、Gibson と Fender は「プロが使うギター」だと認識していました。それを、自分が買ってしまったので、どうしよう?とドキドキしたもんです(汗)
脱線してしまいました。つまり「ヴィンテージのレス・ポールって、本当に、そんなに凄いのか?」と興味をお持ちのギタリストが読めば、とても楽しめる本になっておりますよ。