↑出力40Wのアンプ、Fender mustang III(V.2)を Amazon で購入しました。定価よりかなり、いや、驚くほど安かったので、思わず買ってしまったのです。
安い理由は、次のモデルが出て、既に型遅れになってしまった商品の売れ残りだからだと想像します。自分は、それで十分です。
↑確か、この動画を見て「これ、いいかも?」と購入した記憶があります。
↑アンプの大きさが把握できるように、ギターと撮影しました。ちなみにマニュアルによると、高さ45.09cm、幅52.07cm、奥行き27.31cm。重量は16.33kgとなっております。
↑2ボタンのフット・スイッチが付属していました。これは「A」と「B」のボタンにそれぞれ保存した音を割り当てておき、演奏中に足元で切り替えるわけです。
例えば「Aボタン」にはクランチ、「Bボタン」にオーバードライブ・サウンドを登録しておき、ソロの時だけ「B」を踏むなんて使い方が出来るわけで、これは良いですね。
↑多言語版のクイックスタート・ガイドが付いていました。セットアップに関しては、以下の通り記載されています。
- 電源コードをアース端子付きプラグに接続します。
- INPUTジャックにギターを接続します。
- POWERスイッチを押して、アンプをONにします。
- MASTERボリュームで音量を調整します。
※プリセットには、MASTER 以外のノブの設定があらかじめプログラムされていますので、まずはMASTERで音量を調節します。
上面パネル部は、こんな感じです。
パネル右側部分。「PUSH」とあるのが、左右に回して項目を選択する「DATAホイール」とのことです。クイックスタート・ガイドの「プリセットの選択」より、以下に転記しました。
DATAホイールを回して、100種類のプリセットから1つを選択します。
プリセットの中には好きなものと、変更を加えたいものがあることでしょう。各プリセットには以下の設定が含まれます。
■アンプ・タイプ ー 17種類
■エフェクト ー 4カテゴリ、合計44種類
■ノブ・レベル ー GAINからREVERBまで(MASTERを除く)
以下に、クイックスタート・ガイドより「ボリュームおよびトーン」の項目を転記しました。
■MASTERボリューム・ノブは常に「アクティブ」です。つまり、MASTERボリュームの位置は、その他のプログラマブル・ノブと違い、常に実際のボリューム設定と一致します。
プログラマブル・ノブ
プリセットには、各ノブの設定も含まれているため(MASTERを除く)、プログラマブル・ノブは非アクティブであり、プリセット選択時には、ノブの位置は必ずしも実際の設定と一致しません。
プログラマブル・ノブをアクティブにするには?
プログラマブル・ノブは、回した瞬間からアクティブになります。そして他のプリセットを選択するまで、アクティブ状態が継続します。他のプリセットを選択すると、再び非アクティブに戻ります。
ノブを回す前に、DATAホイールを押すと、プリセットのプログラマブル・ノブ設定を見ることができます。Playモードに戻るには「EXIT」を押します。
プリセットのカスタマイズ
Mustang アンプの最大の利点は、全ての設定をプリセットとして記憶・保存できることです。プリセットを選択すると、瞬時に各ノブの設定、アンプ・モデルの種類も呼び出すことができます。
「SAVE」ボタンは、いずれかのプログラマブル・ノブを回した際や、その他の設定を編集した際、赤色に点灯します。つまり、プリセットの内容に変更が加えられたことを示します。
変更を元に戻したい場合は、DATAホイールを回して、いったん他のプリセットを選択してから、再び現在のプリセットに戻します。
↑背面です。「FOOTSWITCH」は、4ボタン(別売)と2ボタン(付属)用の2つのジャックがありました。
その横には「LINE OUT」と「FX LOOP(SEND RETURN)」のジャックがありました。
以下に、実際に使ってみた感触を書きました。↑写真は、電源を入れると点灯する液晶画面部。
プリセットは「00」から「99」まで「100種類」用意されており、電源投入時は「00 (Liquid Solo)」が表示されます。
しかし、100種類と言っても、そのうち17個(83〜99番まで)は、何もエフェクトが設定されていない「素」のアンプのモデリングで、以下の通りです。
No.83 ー Basic Studio Preamp
No.84 ー Basic '57 Champ
No.85 ー Basic '57 Deluxe
No.86 ー Basic '57 Twin
No.87 ー Basic '59 Bassman
No.88 ー Basic '65 Princeton
No.89 ー Basic '65 Deluxe
No.90 ー Basic '65 Twin
No.91 ー Basic '60 Thrift
No.92 ー Basic British Watts
No.93 ー Basic British '60
No.94 ー Basic British '70
No.95 ー Basic British '80
No.96 ー Basic British Colour
No.97 ー Basic Super-Sonic
No.98 ー Basic '90 Stuck (American '90)
No.99 ー Basic 2000 Metal
ということで、工場出荷時に各種設定がされているプリセットは「00」から「82」までとなり、その詳細は省略しましたが、大まかに分類すると・・・
(1)おぉ、このまま使えるじゃん!
(2)これ、ちょっと変えれば使えるかも?
(3)こんなの、誰が使うねん?
と3種類に分けられますかね。以下に(2)の「これ、ちょっと変えれば使えるかも?」のプリセットを変更する手順を簡単に紹介します。
↑画面の「00」のプリセット「Liquid Solo」を例に紹介します。画面には左から「GAIN」「VOL」「TREB」「MID」「BASS」「REV」とノブのイラストが表示されています。この状態で・・・
↑画面左側のノブを回すと、画面の中のイラストのノブも同期して一緒に回るので、ゲインや音量、トーン、リバーブの量などを調節して自分が求める音に近づけます。
つまり、プリセットに対して変更を加えるわけですね。すると・・・
↑DATAホイール右側の「SAVE」ボタンが赤く点灯します。これは「プリセットに対して変更が加えられたよ!」という合図なので、保存するなら「SAVE」を押せば、変更を加えられたプリセットがいつでも呼び出せるようになるわけです。
上記は、音量、トーン、ゲイン、リバーブだけでしたが、当然、それ以外に設定されているエフェクトにも変更を加えられます。その場合は・・・
↑液晶画面の下に「HOLD TO EDIT」とある「STOMP」「MOD」「DELAY」「REVERB」に対して変更を加える時は、各ボタンを「長押し」して、プリセットの各詳細設定に進むわけです。
■STOMP(STOMPBOX)で選択できる項目
(1)Ranger Boost
(2)Green Box
(3)Overdrive
(4)Fuzz
(5)Orabge Box
(6)Black Box
(7)Bug Fuzz
(8)Wah
(9)Touch Wah
(10)Simple Compressor
(11)Compressor
■MOD(MODULATION)で選択できる項目
(1)Sine Chorus
(2)Triangle Chorus
(3)Sine Flanger
(4)Triangle Flanger
(5)Vibratone
(6)Vintage Tremolo
(7)Sine Tremolo
(8)Ring Modulator
(9)Step Filter
(10)Phaser
(11)Wah
(12)Touch Wah
(13)Diatonic Pitch
(14)Pitch Sifter
■DELAY で選択できる項目
(1)Mono Delay
(2)Mono Echo Filter
(3)Stereo Echo Filter
(4)Multitap Delay
(5)Ping Pong Delay
(6)Ducking Delay
(7)Reverse Delay
(8)Tapr Delay
(9)Stereo Tape Delay
■REVERB で選択できる項目
(1)Small Hall
(2)Large Hall
(3)Small Room
(4)Large Room
(5)Small Plate
(6)Large Plate
(7)Ambient
(8)Arena
(9)Fender '63 Spring
(10)Fender '65 Spring
※上記の設定を終了し、別の項目へ移る時は、DATAホイール右側の「EXIT」ボタンを押します。
以上の操作で、自分の求める音に近づけて行く感じです。これらの作業を楽しそう!と思うか、面倒臭え!と感じるか?は、人それぞれでしょうね(笑)
↑mustang III(V.2)で録った動画です。何番のプリセット使ったか覚えていませんが、変更したのは確かゲインとリバーブの量だけだったと記憶しています。
↓mustangシリーズは今でもあるようですが、見た目もだいぶ様変わりしたようですね。