外したネックの話(1)の最後で、↑「KIKUTANI」という初めて聞くメーカーのペグを注文したが…
昨日「キクタニ 糸巻き ペグ ロトマチックタイプ 直6 1セット GM-ST3 クロム」が届いた。↓以下に「KIKUTANI」のサイトへのリンクを貼っておいた。
パッと見た感じ「これはキッチリ造られてるな!」と思ったね。パッケージには「Made in Taiwan」と表記があった。
ってことで、早速、装着開始。ネック裏側の取付用のネジ穴の位置もピッタリ合い、いい感じ。
あっと言う間に装着完了。ペグを廻す感触も非常に良く、買って正解だったと思った。まだ弦、張ってないけどね。
↑次は、Squireからストリング・ガイドを外して装着した。
因みに、Squireのヘッドは↑こんな感じだった。
Fender Japan ST-72SCにFender Mexicoのネックを付けた時には、取付用のネジ穴が1列余ってしまい塞がねばならなかったが、今回は修正作業は無しで満足である。
ちなみに、他に検討した商品は↑写真の「ゴトー ペグ GOTOH SG381 07 C L6 クローム 片側 6個セット」で3,890円。最初はこちらにしようと思ったが、★が付いてないし、ユーザーレビューも1件も無かったので「KIKUTANI」にしたわけ。
次はボディへの接合。Squireの弦長は、25.5″(フェンダー・スケール)と24″(ショート・スケール)の二種類あり、測るとフェンダー・スケールだったので接合は問題ないが↑Fender Japan ST-72SCは3点止めなので、新たにネックにネジ穴を2つ開けなければいけない。試しに、仮止めして左下のネジをドライバーで廻してみたが、やっぱり錐で少し穴を開けてからじゃなきゃね。
ってことで、錐でネックに穴を開け、ネジで接合したが…
ネック・ジョイント・プレートが少し右に傾いているのが気になる。これじゃ不良品だ。う〜ん、外す前はどうだったか?覚えてないし、ま、いっか。
しかし、正面から見た限りでは、ネックとピック・ガードとの隙間は問題無い感じだ。
こちら側は、こんな感じ。
こちら側には、僅かにネックとボディの間に隙間があるが、ま、これくらいは許容範囲としておこう。さあ、弦張り。
フレット磨きの後、マスキングテープを剥がす際にネックの塗装が剥がれてしまった箇所を発見(涙)これは3フレットで…
こちらは8フレット。メイプル指板のフレット磨きは、マスキング・テープを剥がす時に要注意、という教訓を得た(涙)
ヘッドは全く問題なし。装着した6個のペグはトルクが揃っていて、チューニングは全く問題無いし、ペグを廻す感触もとても心地良いのだ。ユーザーレビューに「この価格でこの精度は凄い」と有ったが、同感である。買って正解だった。
これで作業終了。磨いてピカピカに光るフレットが気持ちいい!と喜んだのもつかの間、問題を発見して「嘘だろ?」と驚いた。
↑この通り、かなりの「センターずれ」でござる。6弦とネックの端との距離が、1弦とネックの端との距離よりかなり広い(涙)こりゃ、どげんかせんといかん!
外す前の写真を見てみたら、センターずれ無し。こういう感じにしなきゃいかんね。そこで…
↑リットーミュージックの本「FENDER STRATOCASTER」の「これが正しいストラト調整法」の「ネックのセンターずれを直す」を読むと「ネックとボディはネジで固定されているだけなので、横方向にずれてしまう現象はデタッチャブル・ネックの構造上の問題とも言える」とあった。
↑こちらが、本に記載の「本家Fenderのマニュアルに記載されている、センターずれを修正する方法」で少し修正した状態。その方法とは、座ってギターを弾く状態で右手でボディを固定し、左手でネックの1〜3フレットを持ち、1弦側から6弦側に向かって「グイグイ」と少しづつ力を加えると言うものだ。
本当にそんなやり方でいいのか?と思ったが、他に方法は思いつかないしでやってみたわけだが、写真を見ると少し改善されたものの、未だ少しズレている。どげんかせんといかん!
↑オイラはネックを外し、ピック・ガードの緑で囲った面をダイヤモンドやすりで少し削った。僅かにピック・ガードがネックに干渉してるかも?と思ったからである。
↑次に、ブリッジ・サドルが真っ直ぐじゃないのも原因の1つかも?と思い確認すると、3〜1弦のブリッジ・サドルが僅かに右へ傾いてるじゃあ〜りませんか!
↑ってことで、見事?にセンターずれ修正、完了。
これでセンターずれも直り、ひとまず完成。しかし、ブリッジとピックガードの隙間の問題は残っている。Fenderより僅かに小さいSquireのピックガードが有れば買うのだが、Amazonにゃ1点も出品が無いのだ。でも、アーミングにおいては今のところ問題無いので、このままでもいいかな?とも思う。
で、肝心の音だが、こいつは悪く無い。いや、それどころか、なかなか良くて、他のストラトより生音が大きい。アンプ通してもFender Japanとそれほど遜色無い音、いや、もっと良いかも?って音が出るとオイラは感じている。しかし、久々にスキャロップを弾いてみると「けっこういいかも?」と思ったね(笑)
先日はFender Japan ST72-SCからネックを外し、新たに購入したFender Mexicoのネックを付け、今回はFender Japan ST72-SCから外したネックをSquireに付けた。
こうして並べて見ると、新品のギターを2本買ったような気がして、なんだか気分がウキウキする今日この頃でやんす。