Amazonで購入した Fender Mexico のネック(並行輸入品)の異常に浅いナットの溝を少し削り、弾いていました。しかし・・・

 

ハイ・ポジションでは問題ないものの、1〜3フレットでコードを押さえる時、他のストラトに比べて押弦に余計にチカラが要る感じがするので、もう少し削ってみることにしました。

 

買ったネックに交換して、それで終了と思っていましたが、買ったネックのナットの溝が浅く、けっこう面倒なことになってしまってイライラ・・・

 

やっぱり、現物見て買わなきゃダメなんでしょうか?それとも単品で売られているネックのナットは、購入者が調整すべきもんなんでしょうか?ネック単体を買ったの初めてなので、よくわかりません・・・

 

 

↑こちらは購入時の状態。6弦と5弦は、ナットの上に乗ってるだけ(泣)自分は、特別に太いセットを張ってるわけじゃありません。一般的な、010〜046のセットなのに、この有様。

 

 

↑こちらは先日、少し削った後の状態。しかし、6弦〜4弦は、まだ弦が少しナットから飛び出していてる。ってことで、今日はさらに全弦のナットを僅かに削って・・・

 

 

↑こんな状態にしました。写真を比較すると、6〜4弦が明らかに下がったのが分かります。

 

チューニングして弾いてみると、かなり、いや、断然弾きやすくなった感じ、ってか、最初からちゃんと溝を削ったナット付けてくれっちゅうの。パンチ!

 

ハイポジションで弾いてもビリつきや音詰まりも無く、弦高調整する必要無し。とりあえず、これでナット削りは終了って感じですが、まさかこんな羽目になろうとは思いませんでした・・・

 

 

↑また自分は、一般的な弦高はどう設定されているのか?疑問に思い、リットー・ミュージックのムック本「FENDER STRATOCASTER」掲載「これが正しいストラト調整法」の弦高調整のページを読んでみると・・・

 

記事著者の12フレットでの基準数値は、1弦=1.4〜1.7mm、2弦=1.5〜1.8mm、3弦=1.6〜1.9mm、4弦=1.7〜2.0mm、5弦=1.8〜2.1mm、6弦=2.0〜2.3mm、とありました。

 

測ってみると、自分のは6弦が約2mmとほぼ適正値。5〜1弦は面倒なんで計りませんでしたが、弾いて問題ないし、これでいいと思いました。

 

ちなみに、1円・5円・10円硬貨の厚みは1.5mm、50円・100円硬貨は1.7mm、500円硬貨は1.8mmなんだそうです。

 

これを利用して、硬貨で12フレットでの「弦とフレットの隙間を図る目安」にする手もあるようです。

 

ちなみに、リペアマンには最終フレットで計測する方も多いらしいですね。それはともかく・・・

 

 

↑写真は、自分で削った現在のナットの状態ですが、御覧の通り、弦とナットの溝の幅が合っていません(恥)

 

ナット溝切り専用ヤスリで削っていないので、ナットの断面が「凹」ではなく「V」字型になってしまっています。これじゃ、ダメなんですよね・・・

 

この状態でも、ナットの中で弦が暴れることはないし、サスティーンも普通にあるので、このまま弾き続けていくつもりですが、こんなナットをリペアマンの方が見たら、呆れてしまうと思われます(汗)

 

それはともかく、自分は20年以上もギター弾いて来て、ナットを削らなきゃいけない羽目になったのは初めてです。

 

やはり、正規メーカー品とは言え、並行輸入品のネックを通販で、現物を確認しないで購入するということは、多少のリスクは覚悟しなきゃいけないんでしょうか?

 

いや、幾らなんでも、あんなナットの状態で出荷する方がおかしいだろ?と思うんですけどね・・・

 

 

↑で、ナットの問題も一段落、というか妥協して(涙)弾いているのですが・・・

 

 

↑ボディとネックの接合部に、かなりの隙間があることに気づき(気がつくのが遅いっちゅうの)唖然としました。叫び

 

 

↑斜めから見れば、隙間はより顕著に見えます。これに気付かずに今まで弾いてた自分の目は、節穴ですね。目

 

 

↑拡大すると、さらに気になります(涙)自分は、ストラトタイプを9本持っていますが、他のストラトにはこんな隙間は全く有りません(当たり前だ)一体、どうなってるんでしょうか?

 

 

↑ちなみに、反対側はこんな感じで正常なのですが、ガッカリです。なんで、こんな事になっちまってるんでしょうか?

 

 

↑左側は、元々付いてたネック(スキャロップ指板)で、右がAmazonで購入した Fender Mexico のネック。ボディとの接合用のネジ穴の位置がズレているのかも?と思いましたが・・・

 

 

↑ピンクで囲んだ穴は使用しないので、木材で埋めました。なので、本件の隙間の問題には無関係と思いますが、左側の穴は金属の円形プレート用の凹部分ギリギリに開いていて、変な具合です。

 

つまり、仕込み角度調整用の円形プレート用のザグリは、ネックのセンターに位置していないわけです。

 

ま、円形の金属プレートがセンターに位置していれば、それで良いのかもしれませんが、このネック、検品ではじかれた物をアウトレット品として売りに出された物かもしれないと思いました。

 

また、19フレットで2本のネックの幅を測ってみると、元々付いてた Fender Japan のネック幅は「55mm」でした。

 

それに対して交換した Fender Mexico の幅は、0.3〜0.5mmほど狭くなっていました・・・

 

演奏には問題ないのですが、ネック・ポケットの隙間が気になって仕方が無い今日この頃であります(涙)

 

ググって見ると、自分と同様の問題を抱えている方が結構いて、しかも自分よりも更にスカスカの隙間でお困りの方もいて驚きました。

 

記事の中には「ネックを交換して普通に音が出ているなら、多少の誤差(ネックとボディの隙間)はある程度は仕方無いので、気にすることはないのでは?」と言う御意見もありました。

 

なるほど、と思う反面、なんか納得できないっす。ともかく、ネック交換は、自分が思っているほど簡単ではありませんでした。

 

元のネックはフェンジャパ、交換したネックはメキシコ。交換するならフェンジャパのネックにすればこんな問題は起きなかったかも?と思うのですが、Amazonにフェンジャパのネック単体は出品されていなかったような・・・

 

今後、どうしてもネックを交換しなきゃいけなくなった場合には、ギターショップの店員さんに相談した方が賢明だと思いましたね。まったく、やれやれです。

 

 

↑Amazonで購入した Fender Mexico のネック(並行輸入品)のナットの溝が異常に浅かった話、まだ続きます(笑)

 

写真は購入時の状態。6弦と5弦は、極浅の溝しか切られておらず、ナットの上に弦が乗ってるだけという酷い有様。

 

自分は一般的な、010〜046のセットなのに、こんな状態。やはり、並行輸入品のネックってのは問題あるんでしょうか…

 

 

↑そこでヤスリを購入してナットを削り、こんな状態にしました。しかし・・・

 

 

↑弦とナットの溝の幅が合っていません。ナット断面が弦の幅の「凹」型ではなく「V」字型になってしまっています。

 

ナットの中で弦は動いたりせず、弾いた感じはサスティーンも普通にあるものの、これじゃ、ダメなんですよね(涙)見た目も良くないし。なんでこうなってしまったのか?と言うと・・・

 

 

↑アホな自分は「ナット溝切り専用ヤスリ」ではなく、10本セット【ギターメンテナンス用】という、Amazonで買った1,000円くらいの安物で削ったからです。

 

この10本のヤスリの中で、溝を削る作業に何とか使えたのは、6弦〜4弦を削るための2〜3本だけ(涙)

 

6〜4弦は何とか誤魔化せるものの、3〜1弦でまともに使えるヤスリは無く、溝の断面が「V」字型になってしまったのです。

 

やはり、当たり前の話「ナット溝切り専用ヤスリ」でなくては正確な作業は無理、ということを知りました。いや〜、正しい知識も経験無いということは、恐ろしい・・・

 

 

↑ナット専用のヤスリを探すと、例えば↑写真のような専用の製品がAmazonには沢山出品されていて、安い物で2,000くらいから、10,000円を超える商品までありました。

 

 

 

しかも、↑写真のように新たに溝を切るのではなく、溝を広げたり深くするためのヤスリ(?)が1,000円以下(安い物は300円くらい)で買えると知りましたが、後の祭り(涙)

 

削ってしまった後(涙)に製品レビューを読むと、ちょっと溝を深くするなら十分使えるようです。

 

自分は、最初から↑こういう商品を買うべきだったのですね。もっと、ちゃんとAmazonの商品ページを見れば良かった(涙)

 

 

で、懲りずにAmazon見ていたら、↑各種ナットが出品されていて「そうか!ナットを交換するって手が有るぞ!」と、気づいたアホな自分(笑)

 

YouTubeでナット交換の動画を見てみると、自分でも出来そうな気がしたので、やってみることにしました。

 

まず、ナットを外したのですが、意外と簡単にスポッと抜けました。そしてナットの幅、高さ、厚みを計測。

 

重要なのが、底面の形状。↑写真のように、指板のRに対応してナット底面にRが付いている物もあれば、そうでない物もあります。自分のナットを見ると、僅かにRが付いたタイプ。

 

「指板のRと、ナット底面のRを、ドンピシャ合わせるのは難しいんじゃないか?」とは思いましたが、そういう場合の対処法(紙やすりで削りゃいいのだ)も動画に出ていたし、失敗したって安い商品だし。

 

 

そして本日、Amazonからナットが届きました。↑こいつは中国製の牛骨ナットで、2本で500円でした。

 

 

↑ざっと見た感じ、ちゃんと溝は切られていましたし、問題無さそうな感じでした。

 

 

↑早速、装着しました。底面のRが合うか?が心配でしたが、ピタッと収まり、ホッとしました。しかし、6〜4弦の溝を僅かに深くした方が良さそうな感じでした。

 

 

ってか、ナットと一緒に↑これを注文すりゃ良かったです(涙)いったい自分は、どこまでアホなんでしょうか?我ながら、嫌になってしまいました(笑)