大飯原発の再稼働と消費増税法案について。政官財+マスコミのステークホルダー達の茶番劇は、今日も着々と進んでいるようだ。福井県の原子力安全専門委員会が、大飯原発3,4号機の安全を確保するために必要な対策はできているとする報告書を西川・福井県知事に提出し、これを受けて、知事は今週中にも、再稼働に合意するという。消費増税法案の修正協議では、民主・自民両党が、2段階で税率を10%に引き上げることで合意したらしい。
この、あきれた猿芝居が、この先どんな結末を迎えるのかなんて、それこそ猿でも分かる。例えば、民主・自民が税率と時期については合意したが、低所得者対策として、基礎年金に 一律6000円を加算する政府・民主党案には、自民党サイドは受け入れを拒否する。では、自民党の対案はといえば、生活保護の見直しで対応すべきというものだが、その生活保護については、先日のタレントの母親の件をきっかけに、より厳しい運用により、保護費の削減を図ることになったばかりではないか。一生懸命協議をして、妥協すべきところはする。平行線の部分は落としどころを探る。一見、法案を通す為に、がんばっているように見えるが、その実、増税の細部まで詰め、弱者救済は切り捨てる方向へ進める上手いやり方。くどいようだが、結論とタイムテーブルが決まっていて、それに合わせて書かれたシナリオ通りに、お仲間内で対立しているように見せかけているだけなんだから。
毎日、この件で飛び交っている言葉の数々が、どれだけ白々しく、むなしく聞こえることか。合意とか受け入れるとか、修正協議だとか、容認、地元の理解、同意。どんな言葉を使っても、大義名分など立ちはしないのに。先日の野田首相の会見以後は、形式だけ整えれば、どんなに批判を受けようとも、手早く強引に推し進めてしまおうとの、開き直りすら見える。
それならば、一連の野田首相の発言を、僕の都合のいいように解釈するなら、「国民の生活を守るために、政治生命を懸ける」ということなんだろうから、守ってもらおうじゃありませんか!そのための権力でしょうに。でも、それは無理か。昨日から今日にかけて、自分でブログを書くために調べたり、他のブロガーさんの記事を読んだりして見えてきたものがある。映画は、役者でも、シナリオライターでも、観客のものでもなく、監督のものといわれている。野田首相は、このシナリオの主役でも監督でもないことは明らかだ。脚本(シナリオ)・監督・主演をこなすのは誰なのか。そこに切り込む、骨のあるマスメディアが出てこない限り、どうにもならないような気がしてきた。
では、また。