国民を恫喝する首相と、偏向報道を続けるマスコミ! | stockracerの雑記録

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 大飯原発の再稼働に向けた、昨日の野田首相の記者会見は、賛否両論意見は分かれているようだが、政府などが出してくる情報や、マスコミ報道を信じるか否かによって、大きく見方が違ってくるのだと思う。
 福島第一原発の事故後、放射性物質にしても、電力需給の問題にしても、政府や経産相の官僚、及び彼らが管轄する原子力安全保安院、原子力安全委員会など、原子力ムラ内部の組織が出してくる、あらゆる数字は全く信用できないと思っている。
だから、詳しい根拠も示さずに、関西で15%の電力不足といわれても、信用できないし、その数字を基に、大飯原発を再稼働しなければ、(場合によっては人の命に係わるような)大変なことになると恫喝されても、不信感が増すばかりで、到底納得できない。化石燃料に頼り過ぎることで、地政学的リスクにより供給が断たれる危険性に言及するに至っては、原発が稼動しようがしまいが、そのリスクに大した変化はないことは、いうまでもない。
 それ以前の問題として、大飯原発の所在地には、活断層があるとの報道が、複数のメディアから発信されているのに、それについて詳しく検証もせず、国民に説明もしないで、何をどう解釈すれば、安全だとの判断に至るのだろう?これが、野田首相のいう個別の判断なら、一国の宰相としての資質を問われる重大な判断ミスだろう。
 もう一つ言えば、福島第一原発の現状の、どこをどう見れば、安全だの収束だの言えるのだろう?昨日の会見でも、前段で、福島第一原発が如何に安全に保たれているのかを強調し、既に収束していると断じ、その上に立って、中段以降の話が始まっている。多くの報道やネット上の情報から、未だ危険な状況にあることは明らかで、昨日の野田首相の発言の多くは、嘘か出鱈目にしか聞こえない。そして、脅しのような物言い。今日、拙ブログに、「言わされているように感じて残念」とのコメントを頂いたが、言い得て妙だと思う。糸を引いているのは、長老支配が復活した自民党か、官僚か、それとも、よく名前の挙がっているフィクサー的な誰かか、或いは、アメリカの権力者か?やはり行き着くところは、政官財+マスコミの、原発利権絡みの癒着の構造。そこに、アメリカの意向(威光というべきか?)がちらつくというところだろう。いったい、どこを向いて政治をやっているのか。面白くない。

 増税問題にしても、所得税の累進課税率を変更して、急速に増えている富裕層に負担してもらうという話は、絶対に出てこない。何度でもいうが、先祖がえりの保守政治を押し進める野田政権が、お仲間の既得権者の身銭を切らせるような政策を出せるはずがないからだ。
 同様に、電気料金の値上げについても、経団連などの財界に属する大企業は、大幅な割引が行なわれていて、電力会社の利益の殆んどは、一般家庭や中小企業から得ているという、現状の料金体系そのものが歪な状態なのだから、値上げをするなら大企業向けとなるのが自然な流れなのだ。だが、実際は逆行して、一般家庭向け、特にピーク時に加重する形を取るというのだから、やりたい放題といわれても仕方がない。

 僕が今日書いていることは、特別なことではなく(オフコースのパクリじゃないですよ)、同じ感覚を持つ人も大勢いると思うのだが、野田政権の政治手法を批判する世論が盛り上がらないのは、マスコミが偏向報道を続けているからに他ならず、到底見過ごせるレベルの話ではない。昨日の会見の関連で、2つ例を挙げたい。
 NHKで生中継された会見を、録画しておいて今日見たが、野田首相が一通り話した後で、質疑応答が始まった。中継したNHKによる代表質問もなく、最初の質問者は読売新聞の記者、次に日本テレビ。原発再稼動は既定路線であるかのような、野田首相の会見を肯定する内容の質問で、今後の日程の詳細を、野田首相に説明させる意図があったようにも見えた。さて、次は、再稼働反対、或いは慎重派の質問かと思いきや、なんとここで中継は切れてしまった。その後の、スタジオでの記者とアナウンサーのやり取りは、再稼働賛成派の提灯持ちの様で見るに堪えなかった。今更、公共放送が、こんな偏った報道をしていいものなのかとは言わない。野田政権が、なりふりかまわず、ここまで露骨に、強引に、脅しをかけてでも突き進もうとしているということだ。
 次に、毎日読んでいるので、朝日新聞について。今の朝日には、2つの異なる考え方があるように見える。以前、朝日は読売の子分に成り下がったようだと、かなり生意気な事を書いた。しかし、今年の2月に、朝日・日経・読売の、3社合同のニュースサイト「あらたにす」が終了してからは、体制に批判的だった昔の朝日に戻ったような記事と、小沢一郎氏批判に象徴されるような現・保守政権に迎合するような記事が、混在するようになった(僕には、そう見える)。その、後者に属すると思われる大物記者(なんと、主筆)が書いた、今日のコラムが酷い。今の野田政権の政策を押し進め、法案を通すことの必要性を説き、その正当性を強調し、反対勢力(特に小沢氏)を批判する内容(これも、僕にはそう見える)。個人的な意見ならいざ知らず、大新聞の主筆が、署名入りのコラムで書く内容としては、偏り過ぎてはいないか?

 随分と偉そうな事を書いてきた。自分では、まともな意見だと思い込んでいても、どうやら少数派のようだし、何か大きな考え違いをしているのかもしれない。でも、得体の知れない強い力で、世の中が恐ろしい方向へ突き進んでいるような気がして、黙っていることができない。