皐月賞は、血統面から期待していた、ゴールドシップが、4コーナー手前から内をすくうという、按上の内田博幸騎手の好騎乗もあって、圧勝した。
昨日のブログに、オフフェーヴルと似た血統と書いたが、その姿やレースぶりは全く違う。馬格のある馬だが、まだ華奢で成長途上に見える。体高が高くて脚が長く、母の父・メジロマックイーンと同じ葦毛だからという訳ではないが、長距離向きのようだ。首はよく使っていても、頭の高い走法は、マックイーンやオルフェーヴルとは異なるが、それも今後ある程度は矯正されるだろう。
今日は、何もかもが壺に嵌ったようなレースで、着差ほど他馬との力の差はないと思う。それでも、距離が伸びるダービーや菊花賞の方が、彼にはより適正があると思われるので、2年連続の三冠馬誕生に向けて楽しみになってきた。
今日のレースで、内田騎手が4コーナー手前から既に追い始めていたように、彼は、少しズブいタイプなのかもしれない。その分、長く良い脚を使えるので勝利に繋がったのだが、後ろからしか行けなくて、切れる脚が使えないのでは、今後相手が一層骨っぽくなると苦しくなってくる。ダービーでは、今日のレースで、後方からもの凄い追い込みで2着を確保したワールドエースも、長い府中の直線を利して、巻き返してくるだろう。
普通、競走馬が気性面で成長するという表現を使う場合、オルフェーヴルのような癖馬が、按上の言うことを聞くようになる事をさすが、ゴールドシップの場合は、逆に、血が覚醒して、勝負根性が磨かれるといいのかもしれない。
僕にとっては、マックイーンの血を引く、葦毛で長距離適性のありそうな馬が出てきたことは、嬉しい限りで、このまま順調に伸びて、オルフェーヴルとの対決を見てみたい。競争成績の割には、種牡馬としては不遇のままだったマックイーンだが、ゴールドシップの活躍で、ブルードメアサイヤーとしての評価は、ゆるぎないものとなるだろう。
2012年 第72回皐月賞(GⅠ) 中山・芝・2000m(稍重)
では、また。