橋下・大阪維新の会圧勝!でも本当にこれでいいのか??? | stockracerの雑記録

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 大阪府知事・大阪市長のダブル選挙は、橋下徹・前大阪府知事が率いる維新の会が圧勝した。以前のブログ(2項目目)にも書いたように、無駄を省くという意味での大阪都構想には賛成だが、教職員や公務員を首長が管理・統治するという思想には、とてもじゃないが相容れないものがある。

 僕は大阪府や大阪市の住民ではないし、選挙結果は既に出ているので、外野から成り行きを見守るしかないのだが、負けた現職市長サイド(=既存政党)は、争点を間違えたのではないかとの思いが強い。二重行政の無駄を省く努力はするとした上で、教育や行政に関しての首長による独裁統治を推し進めることへの批判や、任期半ばで府政を投げ出して市長選に立候補し、自らの後釜には息の掛かった維新の会所属の候補を立てて、院政をひこうとする政治手法を強く批判すべきだったのではないか?橋下氏は、市長が府政に口出しするのはおかしいとの趣旨の発言を繰り返してきたが、正にこれから橋下氏自身が、市長でありながら府政を牛耳ろうとしているのは間違いないのだから。

 有権者は、最大の争点となっていた大阪都構想や、橋下氏の若さや行動力に賛同して投票したのだろうが、これから待っているのは、教育・行政面での、トップダウンによる独裁政治だ。何か新しいことをやってくれそうだ、税金の無駄遣いをなくしてくれそうだと期待して担ぎ上げたはずのヒーローが、実は、とんでもないファシストだと知っても、後の祭りなのではないか?争点を、大阪都構想一本に絞り、既得権を守る既成政党と、新しい息吹?である維新の会という対立軸を作る選挙手法も見事。だが、本当は、橋下氏の方が遥かに保守だと思うのだが。橋下氏が、一度握った権力を手放すはずがなく、最大限に利用して、己の思想(トップダウンの独裁政治=ファシズム=橋ズム?…別にどの表現でもいいんですが)に基づく政治を押し進めるだろう。

 28日付・朝日新聞朝刊によると、橋下氏は、当選後のコメントの中で、「教育基本条例案」や「職員基本条例案」について、「今回の選挙で、反対論も全て出尽くした上で、有権者が出した結論だ」として、一度は否決された市議会や、府議会にも上程し可決成立を目指すという。これにより、首長による教職員や公務員の管理・統治が現実のものになることは確実だ。こんな、昔に戻ったような、お上に逆らうものは……的な政治手法を許していいものなのか?

 マスコミ報道を含めて、日本中が今回の橋下氏の行動を、好意的かつ期待を持って受け止めていることに、空恐ろしさを感じている。先祖がえりの強権的な保守政治への回帰は、ここまで進んでいるのか?なんだか、生まれる前で体験したことのない、明治憲法下の世界にいるような錯覚を起こす。つい先日も、あの石原・都知事を担いだ保守新党構想が話題に上ったり、橋下氏も国政進出を視野に入れているという。政治も、マスコミも、総右傾化に突き進んでいるようで、右も、左も、リベラルも、極端なのは全部嫌いな僕としては、居心地の悪い世の中になってきたなぁと思うのだ。

 では、また。