男子サッカーU-22日本代表の、ロンドン五輪アジア最終予選の初戦、対マレーシア戦を録画で見た。
スポーツテレビ観戦オタクの目線で、感想を述べたい。
試合は、報道されている通り、圧倒的にボールを支配しながら、緩急に乏しい単調な攻めで、持てる実力の半分くらいしか出せていなかったように見えた。
前半10分に、清武のラストパスを東がゴール左隅に押し込んで、早々と先制したものの、後が続かない。
引き気味に守備を固めるマレーシアに対して、何度もチャンスは作るのだが、肝心のシュートが決まらない。
相手ゴールキーパーが予想以上に好守だった事もあるが、テレビ解説の話にも再三出ていた通り、一度ボールをキープして間を作るような工夫がなく、決まったパターンの単調な攻めが続いては、技術に差があっても、さすがに読まれてしまう。
逆サイドへの展開がなく、ロングパスの受け手のいない状況では、狭いスペースで細かいパスを繋いでいくしかないので、後半に入ってからは、徐々にディフェンスラインを押し上げたマレーシアに、ボールを奪われるシーンが目立つようになる。
流れが変わったのは、後半途中に永井を投入してからだ。
初戦の緊張からか、数は少なかったが、彼のスピードを活かしたロングボールを使った攻めは、一気に状況を打開する力がある。
これが使えれば、右サイドバックの酒井宏樹のクロスも活きる。
追加点も、トップ下にポジションを変更した清武からのパスを、ゴールライン際まで攻め上がった永井が折り返し、途中出場の山崎が決めたものだ。
永井のスピードが、単調な攻めにアクセントを加え、重苦しい雰囲気にピリオドを打つ追加点を呼び込んだ。
今日の試合で、感じたことを幾つか挙げると、、清武は、トップ下で使った方が能力を活かせる様な気がする。
永井は、切り札として温存するよりも、先発で長時間試合に出した方が、チャンスを多く作れる。
原口の攻守にわたる動きが非常に目立ったので、次の試合に期待したい。
といったところだ。
なでしこのアジア最終予選と正反対に、次の試合は、11月22日の、アウェーでのバーレーン戦だ。
2か月先だなんて、気の長い話だなぁ。
それにしても、世間でも何度も出ている話だが、アーセナルの宮市、バイエルンの宇佐美、そしてフル代表の中心選手でもある、ドルトムントの香川。
この3人の扱いはどうなるのだろうか?
所属チームでの近況は、三者三様だが、その実力は、U-22に入ればレギュラークラスであることは言うまでもない。
予選を勝ち抜いたとして、ロンドン本番で、この3人をチームに組み込むのかどうかの判断は、まだ時間的余裕があるが、今後、予選の成り行きによっては、緊急招集があるのだろうか?
もしそうなるのなら、心配なのは、かつてフル代表で、稲本潤一、小野伸二、中村俊輔、中田英寿の4人が、黄金のカルテットと呼ばれながら、4人揃った形では、ほとんど機能する事なく終わっているように、個性の強い実力派の選手を後からチームに組み入れて、かえって和を乱して、バランスを崩す事がないのかという懸念がある。
関塚・監督が、その辺りを含めて決断すると思われるが、彼等3人が、清武、原口、永井、酒井(宏)等と、上手くかみ合った形のオリンピック代表チームを見てみたい。
想像しただけでも、ワクワクしませんか?
今日の一曲は、「Take the A Train」 デューク・エリントン
邦題は、ご存じ「A列車で行こう」です。
アルバム、「ハイファイ・エリントン・アップ・タウン」のバージョンです。
この曲の入っているエリントンのCDで、1,2を争うほど有名なんですが、You Tubeで探すのに苦労しました(この音源は、アナログレコードのようですが、今はクリアな音のCDが出ています)。
エリントンのピアノが、比較的ゆっくり聴けて、ボーカルあり、最期のテナーサックスと、一曲で3度おいしいのがこのバージョンです。
やはり、4大ビッグ・バンド(デューク・エリントン,カウント・ベイシー,ベニー・グッドマン,グレン・ミラー)の中で、一番ジャズっぽいのは、エリントンですねぇ。
では、また。