さらっと事実だけ書くと、今日も、寄り付きから1時間だけ相場を見て、取引をしないまま、家族の用事で出かけ、ついでに、台風が来る前に買い物を済ませ、帰ってきたのは、大引け間際。
かれこれ、10カ月くらい、週に最低1回は、こんな理由で取引に参加できない日があり、場中、一切邪魔が入らないという日は、皆無に等しい。
こんな状況で、しかも少ない資金で、なかなか勝負に出られないから、相場に参加して、足掛け1年10カ月にもなるのに、未だこれ一本で食べて行く事さえできない、弱小個人投資家のままだ。
ただ、実践の取引がなかなかできない分、トレーダーとして身につけておきたい事を勉強する時間は取れるので、あとは、それを実践で使えるようになる事だけなんだけどなぁ。
まぁ、全て独学なので、もし方向性が間違っていれば、どうにもならないんだけど、こんな悪条件の中でも、何とか相場から撤退させられる事なく生き残っているわけだから、自分を信じてやるしかないんだけど。
さて、上記の様な理由で、午前中から出かけて用事を済ませ、買い物をするために行きつけのスーパーBへ向かった。
そこでは、以前のブログにも書いたが、相変わらず、被災地及び近郊で作られた、生鮮食料品は全くと言っていい程陳列されておらず、この状況を見るたびに、複雑な気持ちになる。
放射線や放射性物質について、国の定めた暫定基準値を信用できればどんなに楽か。
もちろん、政府や原子力安全保安院、そして生産者は、安心して信じてくれという立場なんだろうけど、事故後のこれまでの様々な経緯から、そう簡単に信用することはできない。
少なくとも、僕は信用していない。
でも、大震災と原発事故から、もうすぐ半年になろうとしているのに、復旧復興は慌てず着実に進めて行くにせよ、生きて行くための基本中の基本である、食料品や住居(汚染地域からの避難という意味も含めて)の問題が、全然解決していない、というか、全く収束する気配が無いというのは、本当に困ったものだ。
これまでのように、隠蔽だとか、責任逃れのために、いわゆる御用学者を使い、甘い基準による耳触りのいい話ばかり公表するのではなく、本当の意味での科学的根拠にも基づいて、もう一度基準を定め直して、その内容を全国民に、詳しく、分かりやすく説明すべきではないか?
今日の組閣で、野田政権が本格的にスタートした訳だが、3党合意がどうだとか、マニフェストの見直しだとか、党内に残った火種を消すの消さないのという前に、被災者や全国民の、安全と安心を確保することから始める訳にはいかないのか?
例えば、食料品でいえば、今の暫定基準値は、欧米各国の基準値と比べて、非常に高い数値となっているので、これを欧米並みに下げるべきだろう。
被災地の住民の被ばく許容線量についても、原発事故が起こってから、何の根拠もなく強引に引き上げられた数値を、まず事故前の数値に戻すことから始めるべきだと思うし、その際、政・官・業・マスコミと、利害関係を持たない学者の意見を尊重すべきではないのか?
今書いた様な理屈は、本来当たり前のことで、事故後直ちに実行されていて当然だと思うのだが、現実は、既得権を持った人たちの圧力が強いのか、被災者・国民の健康の方が犠牲になっているという、本末転倒といっていい事態がまかり通っている。
僕のように、被災地からかなり離れた地域に住んでいるものは、自力で情報を集めて、それを自分で分析して、対応する事が出来る。
しかし、被災地で、地震や津波で家を失ったり、特定避難区域に指定されて避難を余儀なくされている人達(もちろん、農業・酪農・漁業を含むあらゆる事業に従事されている業者の方も)は、自力で何とかするという術も奪われているのだ。
保守政治になりそうな野田政権に、早速、経団連の米倉会長から、評価と歓迎の意が告げられた。
菅政権には、あれだけ批判的だったのに、手のひらを返したような蜜月ぶりに、政財界の癒着による、今の自民党の長老たちが行ってきたような政治に、戻って行くんだろうなぁと感じた。
でも、それでは困るのだ。
今、既得権者の利権を守るという意味での、保守政治を行われては、上記の問題の見直しなど行われるはずが無く、それだけでなく、被災者目線での復旧・復興ではなく、ゼネコンやディベロッパー絡みの利権だとか、脱原発の流れを止め、もう一度原発推進へ舵を切るとしか思えない。
僕は無党派だけど、民主党の代表選で野田氏が当選してからの一連の流れを見ていると、大きな違和感と空恐ろしさを、毎日何回も感じる。
そこに、野田氏を持ち上げるような報道が加わって、表現が難しいのだけど、何とも気持ちの悪い感じになっている。
繰り返しになるかもしれないが、野田政権誕生をきっかけに、既得権者の利益を守るという意味での保守政治への回帰の動きが、与野党を巻き込みながら、大きなうねりとなって突き進んでいるようで、2年前の衆院・総選挙で、政権交代を期待して民主党に投票した、無党派の僕としては、それだけは勘弁してほしいと、強く思うのだ。
スーパーBを出て、ディスカウントショップCへ向かう道の途中、田んぼの中の細い道(舗装はされている)を通った。子供のころ以来久しぶりに、干からびた小さな蛇を見たが、それ以上に強く印象に残ったのは、青々と大きく育った稲の、ザワザワと風になびく音。
よく見ると、まだ青く硬い状態だが、どの株にも稲穂がしっかりと出来ている。
後、1ヵ月もすれば、黄金色に実って、収穫の時期を迎えるのだろう。
この地域の米は、たぶん安心して食べられる事だろう。
地産地消の意識の高い地域だから、僕の口に入ることもあるかもしれない。
だが、被災地では……。
色んな意味で、今の復旧・復興の在り方ではだめなんだろうなと思う。
偉そうなことを言わせてもらえば、人は感情の生き物だ。
安心と安全の確保された場所で、生きがいを持って生きる事。
これって、当たり前のことだし、基本的人権っていうのはこういうことではないのか?
野田政権に期待するのは、難しいかもしれないが、上記の事柄について、アプローチの仕方を変えることはできないものか。
今日の一曲は、「クレオパトラの夢」 バド・パウエル。
パド・パウエルの代表作。
ミスタッチは多いけど、独特のユニゾン?がたまらない!
パウエルの、超絶技巧を聞きたい時は、「ジ・アメージング・バド・パウエル」のシリーズをどうぞ。
この曲は、随分昔、村上龍が司会を務めるトーク番組のテーマ曲にもなっていました。
では、また。