前にもこのブログに書いたけど、独身オヤジの日曜日は、休みではなくて、溜まった家事をこなす日です。
今日も朝もはよから、洗濯機をかけながら軽く掃除をして、朝飯も食べずに、スーパー2件と、ドラッグストアを回り(それも歩きで)、一週間分の食料と日用雑貨を仕入れて参りやした。
これだけなら、いつもと同じなのだが、スーパーの青果の売り場で、異様な光景を見た。
オヤジでも、主婦でも、ひとり暮らしの学生でも、殆どの人が買い物をする時には、新聞の折り込みチラシや、(最近では)ネット広告を見てから、食事の献立を考え、特売品の目星を付けてから出かけるだろう。
今朝、新聞の折り込みチラシを見ると、スーパーAの朝市では、ジャガイモと玉ねぎが一袋100円で、スーパーBでは、ニンジンが一袋98円で売られている。
ここまでくれば、ピーンと来ますよね!
そうです、カレーしかありません。
僕がカレーを作る時は、これに加えて、キノコ(シメジ、エリンギ、舞茸、椎茸・等の中から2種類程度)、とピーマンを入れるんだけど、スーパーBではなんと、シメジ、舞茸、ピーマンまでもが、特売品になっていた。
肉やカレールー、それから香り付けのニンニクやローリエの葉っぱは、以前の安売りの時に買い込んだものが残っているし(当然肉は冷凍庫で保存)、カレーを作る気満々で、買い物へ出かけた。
しかし、この後、楽しい気分では話せない光景に出くわすことになる。
スーパーBの野菜売場で、目玉商品のはずのニンジンとピーマンが、山積みにされたまま、全く売れていないのだ。
日曜日の午前中、多くの家族連れで、全体としてはかなり混雑しているのに、その売場の前だけ、全く人だかりができてない。
特に鮮度が悪そうでもなく、見た目はおいしそうなので、直ぐにはその理由が分からなかったが、パックされている袋に書いてある産地を見て、非常に嫌な感じを受けながらも、納得せざるを得なかった。
その、ニンジンとピーマンは、被災地や隣県で生産されたものだったのだ。
放射性物質の検出が把握されている作物は、既に出荷停止になっているし、現在・流通しているのは、きちんと検査して問題ないとされている物に限るはず。
その意味では、少なくとも建て前では、スーパーに陳列されている商品は、安心して買えばいいし、美味しく頂けばいいことになっている。
しかし、僕の地元は、元々地産地消の意識の高い地域で、スーパーで売られている生鮮食料品の多くが、いわゆる○○地方の範囲内で生産されたものばかりだったので、今日、急に被災地や隣県の作物に遭遇して、かなりの戸惑いがあったし、心配してしまったのが正直なところ。
他の客も口々に言っていたが、汚染された稲藁を食べた肉牛の件や、そもそも、あらゆる場面で使われている暫定基準値なるものの、信用性に対する疑いが大きすぎて、なかなか手を出せないというのが現状だ。
恥ずかしながら、僕も買うことができずに、今日のカレー作りをあきらめたが、その反面、何かふに落ちない思いも抱いている。
少し前なら、これは風評被害だから、被災地のためにも、どんどん消費すればいいとなるのかもしれない。
だが、大震災と原発事故から4カ月以上経った今でも、高い放射線量が絡む、新たな問題が次々と発覚しているようでは、消費者は一体何を信じればいいのか分からない。
こんな状態では、自分の身は自分で守る事を徹底して、全ての行動をそれに基づいて行わなければ、危なくって、何も食べられないし、どこにも行けない。
これからは、上からの指示がなかったとか、誰が悪くて、だれの責任なのかと言っている場合じゃなくて、自分の判断で、取るべき対策はとり、そのための情報を得る努力をしなければならないと、野菜売り場の状況を見て、強く意識させられた。
それと並行して、被災業者の補償問題も、手厚く速やかに行わなければならないのは、当然のことだ。
では、また。