※前回の投稿から続く。
結局一睡もせずに試合を見て、悲願の優勝を見届けてから床についた。
興奮冷めやらぬ状態ながら、何とかひと眠りして目が覚めると、日本中が、歓喜と称賛の渦に巻き込まれていた。
それにしても、これ迄の5試合にも増して、凄い試合を見せてもらった。
どんなに攻め込まれても、2重3重の守備を仕掛け、守りきるだけではなく、すきあらば、すぐさま攻める姿勢を最後まで貫いた姿には驚くばかりだ。
とにかく諦めない。
見ている側は、後半24分と、延長前半14分に、それぞれリードを奪われた時、何とか追いついてくれと願いながらも、もうだめかもしれないと、諦めムードが頭をよぎっていたのも事実。
だけど、ピッチ上のなでしこ達は最後まで走り続け、残り時間が少なくなる中で、2回も追いついて見せた。
そして、PK戦を戦い抜いての勝利。
本当に素晴らしい。
今日の決勝戦もそうだが、今回のワールドカップは、周到な準備によって緻密に練られた戦術が、スバりはまった大会だったといえる。
なでしこジャパンは、監督の采配により、その戦術を実践して見せるだけの実力を、世界中に見せつけたのだ。
今日の1点目で、丸山が相手ディフェンダーと競り合ったところへ、宮間が詰めていた事も、2点目で、宮間のコーナーキックに沢がニアサイドへ飛び込んだのも、今大会中になでしこ達が、既に得点している攻めのパターンだ。
PK戦を含めて、ファインセーブを連発した、GK・海堀にしても、事前に相手選手の特徴を研究していた事が、とっさの判断に生きたに違いない。
PK戦の前、円陣の中心にいた佐々木監督が、自信と満足感にあふれた笑顔で、選手達に指示を出していた姿が印象的だ。
女子サッカーとして、世界に類を見ない独自の戦術を完成させたなでしこジャパンの、実力通りの優勝だったといいたい。
大会中、毎試合後に、「To Our Friends Around the World. Thank You for Your Support.(世界中の友人達、支援をありがとう)」の横断幕を掲げながらピッチを一周する姿から、被災地、そして日本に力を与えるような結果を出したいという、並々ならぬ決意と覚悟が伝わってきた。
そして、その思いまで糧にして、優勝してしまうのだから、素晴らしいという以外、言葉が見つからない。
心からおめでとう、そして、勇気と感動をありがとうと言いたい。
僕自身、彼女達の諦めない姿勢から、何かを感じ取らなきゃだめだと思うし、十分心に響くものがあった。
僕も、少しだけ変わる。
たぶん、多くの日本人もそうだと思う。
なでしこ達の活躍が、きっと、今の日本を変えるきっかけになる。
では、また。