電力使用制限令の施行で、15%の節電を義務付けられたことにより、東京証券取引所もいつもより照明を落とし、大型スクリーンも多くが消されたまま。
ニュース映像で見ても、いつもと違う雰囲気。
それでも、相場は動いている。
という訳で、7月1日の日経平均は、前日と同様、ダウやCME日経平均先物の上昇を素直に好感して、前日比62円高とギャップアップして寄り付いた。
しかし、今週に入ってNY市場が上昇し始めてからのパターンとして、前場は高く始まっても、それは寄り付き天井で、その後利益確定の売りに押されて下げる傾向となり、後場寄りから一時買い戻しが入るものの、なかなか朝の寄り付きの値を大きく上回ることができない状況が続いている。
この展開は、デイトレ中心のキャリアの浅いトレーダーには厳しい。
反対に、大証・日経平均先物専業のスイングトレーダーにとっては、こんなにおいしい相場はないだろう。
僕も早く、先物の売買ができる立場になりたいものだ。
5月の失業率は、市場予想を下回る4.5%となったものの、日銀短観の大企業製造業DIが-9と震災の影響で大きく下げたのに対して、先行きは+2と、まちまちの結果だったため、上値追いの材料とはならなかった。
結局終値は、前日比51.98円高の9868.07円だった。
この展開では、どうしてもランキング頼りの個別銘柄物色ということになるのだが、6月30日にラウンドワンがストップ高を付けて話題になったように、これといった材料が見当たらない投機的な動きというか、ハッキリ言って、仕手っぽい値動きをする銘柄が目立つ。
これは僕レベルの弱小個人投資家では、事前には予想のしようがないので、大きな流れの初動に乗り遅れないように、ランキング及び銘柄ボードの監視を休みなく続けるしかないと思っている。
日足を見ると、先週金曜日(6月24日)に、5日移動平均線が25日線をゴールデンクロスしてから、上昇トレンドにあるとは思うが、7月1日は、場中200日線を越えると跳ね返されることを繰り返し、これが上値抵抗線として意識されつつあるようだ。
大引けでは、かろうじて、200日線を越えて(1.19円)終わったが、今週1週間のスパンで見ると、NY市場で、ダウが650ドル近く上げたのと比べて、日経平均の上昇幅が200円に満たない程狭いことは気がかりだ。
月曜日(7月4日)に、この200日線を下回ることなく10,000円を試す展開にならないと、日本株市場だけ、ボックス相場とも三角持合とも取れる、ジメジメした今の季節のような相場が継続しかねない。
現地時間7月1日のNY市場は、引き続きギリシャリスクの後退がプラス材料と捉えられていることや、6月のISM製造業景気指数が、マイナスだった市場予想に反して+1.8の55.3となったことを好感して、ダウが、前日比+168ドルと大幅に5日続伸した。
ナスダックやS&P500も、同様に大幅に5日続伸している。
日足を見ると、直近の5月31日の高値を終値(12582ドル)で上回っており、上昇トレンドの勢いはかなり強いように見える。
但し、週足で見ると、来週もし陰線を付けると、テクニカル派が重視するところの三尊の形になりかねないので、警戒が必要だ。
これを受けて、大証・日経平均先物の夕場は、NY市場が急騰した日本時間の23:00頃から急上昇し、前日比+90円の9,940円で引けた。
このところ、大証・先物の夕場は、NY市場が明けてからの最期の1時間で、ダウの動きに敏感に反応し、ほぼそのままトレースするような動き方をするので、気を付ける必要がある。
CME・日経平均先物は、これを上回り、ドル建てで9,985円(大証終値比+135円)、円建てではジャスト10,000円(大証終値比+150円)の大幅高となり、週明け月曜日の日経平均及び大証・先物は、とりあえずはギャップアップして始まることは間違いないだろう。
為替は、ドル/円は80円台の終りの方、ユーロ/円は117円台の中盤。
ヨーロッパ株は、ダウの急騰に反応して、プラスに戻して引けている。
テクニカル的には、日経平均も、大証・先物も、短期の移動平均線がゴールデンクロスした後ローソク足が大きく引き離し、長期線(200日線)をわずかながら超えて週末の取引を終えている。
内外の経済指標や、NY市場の動向からも、日本株市場も上昇トレンド入りと思いたいところだ。
だが、簡単にそう判断できないもやもやしたものを感じているトレーダーは、僕だけではないはずだ。
誤解を恐れずに言えば、震災・復興景気というのは必ず来ると思われるが、直近日本には、政局リスクと原発問題がある。
この2つがクリアされない限り、相場はいつまで経っても疑心暗鬼の状況が続くような気もする。
NY市場が暴騰していても、日本株市場だけが置いてけぼりを食う可能性を否定できないのが辛いところだ。
では、また。