米国メジャーリーグのオークランド・アスレチックスに所属する、松井秀喜選手
の調子が上がってきた。
というよりも、毎年6月に入る頃から調子を上げてくるのに合わせて、監督交代に伴って毎試合出場できるようになったのだから、当然の成り行きだと言っていい。
最期は9連敗して解任されたボブ・ゲレン監督に代わって監督代行に就任したのは、ボブ・メルビン氏。
イチローの3~4年目(2003~2004)の2年間シアトル・マリナーズの監督を務め、2005年~2009年の途中迄はアリゾナ・ダイヤモンドバックスを指揮した。
2007年には、プレーオフに進出し、ナショナル・リーグの最優秀監督賞を受賞している。
この経歴を見ただけで、監督代行就任直後から、松井を起用し続けている理由が理解できる。
メルビン氏がマリナーズの監督に就任したのと同じ年、松井秀喜はニューヨーク・ヤンキースに入団している。
地区が違うとはいえ、リーグが同じなので、直接対決もあったし、イチロー
から情報も得たはず。
松井という選手が、好不調の波が大きく、使い続けることによって真価を発揮するタイプであることを十分理解していると思われる。
実際に、記者会見で、「彼は、試合に出続けることによって力を発揮するタイプ。3番・指名打者で使っていく」と述べているように、松井の特徴を完全に見抜いている。
監督交代劇の後の松井の成績を見ると、7試合全てに先発し、23打数7安打,打率.304,3ホームラン,7打点。
四死球を含む出塁率は4割超、3本のホームランは全て、前監督からは打てないとの烙印を押されていた左投手から放ったものだ。
いいね、いいねぇ!これから暑くなればなるほどゴジラの季節だ。
まだまだ、調子が上がって行くはずだ。
後は、波に乗り切れないチームの浮上あるのみだが、アスレチックスが所属するアメリカンリーグ・西地区の4チームは、首位のレンジャーズでさえ、たったの2つの勝ち越しで、勝率は.514.。
最下位のアスレチックスとのゲーム差を見ても、6ゲームしかなく、残り試合数が90試合以上あることを考えれば、十分逆転は可能だ。
当面、オールスターまでに10ある借金(負け越し)をどこまで減らせるのかが課題だが、それには、主力投手陣が何人戦列に復帰できるのかにかかっている。
メルビン監督代行は、間もなく始まる、指名打者制のない、ナショナルリーグの本拠地での交流戦についても、代打だけではなく、3試合に一度は、松井を守備に就かせて先発で起用する方針だという。
新たな指揮官の信頼を得て、調子を上げてきた松井の、これからの大活躍に大いに期待する。

では、また。