被災者不在・国民不在の政局騒動が未だ収束しない中で、復興支援に必要な法案が全く通らないという異常事態が続いてきたが、今日ようやく、復興基本法案が衆議院を通過して参議院へ送られた。
ただ、これは民主党政権が窮余の策として、野党・案をほぼ丸呑みしたもので、その意味では参議院でも可決成立はするだろうが、次の展望が開けているわけではない。
自民党は、この復興基本法案が成立すれば、直ちに菅首相は退陣すべきであるとしており、民主党内からも早期退陣論が湧き上がっている。
ポスト菅への動きも活発で、派閥といっていい幾つものグループから複数の名前が挙がっている。
一方、菅首相はいわゆる一定の目途について、仮設住宅の整備や瓦礫の処理にめどがつくまでとしており、今のところ、8月末を指すのではないかと見られている。
いつまで経っても終わらない、政局のゴタゴタ。
今月初めに野党が内閣不信任決議案を出してから、動いているように見えて、その実は停滞したままだ。
日本の、今のこの状況で、経験したことのない困難に立ち向かわなければならない中で、どの枠組みの政権であっても、誰がリーダーであっても、打つ手打つ手がすべてうまく行き、見る見るうちに復旧・復興が進んで行くなどということがあるわけがない。
もし本当に菅首相が最悪のリーダーで、誰かが直ぐにでも取って代わる必要があるのなら、与野党の有力者と呼ばれる人達の中から、何人もの手が挙がるのが普通でしょう?
ところが、菅降ろしの大合唱はできても、大連立やらポスト菅となると、誰も自分から名乗りを上げる者はいないではないか。
谷垣総裁は、なぜ大連立で自分を首相にしろと言えないのか?
小沢氏,鳩山氏はありえないにしても、前原氏,枝野氏,原口氏,細野氏はどうして出てこないのか?
仙谷氏や渡辺氏ということは考えられないのか?
結局言葉は悪いが、誰も火中の栗は拾いたくないし、谷間の先発を押し付けられるのは御免なのだ。
だから、与野党で、彼ら実力者が出ないことが確認されてから、昨日あたりになってようやく別の名前が取りざたされるようになったのだ。
今名前が上がっている人達にしてみれば、たとえ短期政権になったにせよ、総理大臣の椅子が転がり込むことになる。
議員を辞めた後も、一生元総理の肩書は残る。
周り(党内?世論?国民?)の空気は慎重に読むにしても、挑戦したくなるのが人情だろう。
だから、責める気持ちは全くないが、言いたいのは、未だに永田町内の権力闘争に明け暮れている事実だ。
僕は、無党派だから、ハッキリ言って、何党の誰が首相でもいいんですよ。
だが、もういい加減、政局はいい。
とにかく、復旧・復興に全精力を傾けられる政権になってくれ!
明日で3ヶ月になるのか。
この期間が、短いのか長いのか、もうなのかまだなのか、僕にはとても判断することができない。
ブログに、偉そうなことを書かせてもらっているが、お前はどうなんだと問われれば、返す言葉を探すのに苦労する。
今一度自問する、「今、僕に何ができるのか?」
その答えを探し続け、一つひとつ実行していくしかない。
大震災から、3ヶ月目の夜に、その思いを一段と強くした。
では、また。