ドービル・サミットを目前に控え、この数日、国内外の国家元首級の政治家の言動が、様々な憶測を呼んでいる。
どこまで本気なのか、パフォーマンスなのか、裏にどんな思惑が隠されているのか。
素人には解り難いし、報道を見ても論調は分かれているが、この際ここ(当ブログ)で、勝手に解釈させていただきます。
僕独自の目の付けどころを、誰かに鼻で笑われたってかまうもんか。
後で間違いに気づいたら、あーそうかって思い直せばいいんだから。
先週末から来日していた、中国の温家宝首相と、韓国の李明博大統領。
震災に対するお見舞いと援助・協力関係を確認できたことは、日本人としてありがたいと思うけど、ここで恩を売っておいて、何かあった時に日本側が強く出られないようにする意図が透けて見えたのも間違いない。
実際、李大統領が帰国した直後に、韓国・国会議員が、北方領土や竹島へ上陸するという愚行を演じている。
又、菅首相や李大統領は、政界の№1なのに、中国はなぜ№2の温首相を送り込んできたのか?
なぜ、胡錦濤主席じゃないのか。
中国は、日本の国家元首は天皇で、菅首相は№2だと言いたいのだろうが、温首相が来日するのとほぼ時を同じくして、北朝鮮の金正日総書記が訪中して、胡主席と会談していることを、どう説明するのだろうか?
相変わらず日本をなめているよなぁ。
ただ、温首相が避難所を訪れて、被災者に声をかけているシーンを見たが、中国語で何を言っているのか分からなかったにもかかわらず、その迫力や説得力の強さには驚くばかりだった。
僕自身が、励まされているような気持ちになったし、中国のような国家体制の中で、国民があの迫力で指導・命令されたら、絶対に逆らえないのも頷ける。
スマップと面会した見え見えのパフォーマンスより、よっぽど印象に残ったが、ちょっと恐ろしいなぁ。
金総書記の訪中が、このタイミングで行われたことについて、自分が北朝鮮の現役指導者であることを誇示する為だとか、中国としては、あまりすり寄ってこられても迷惑に思っているのではないかと報道されている。
健康不安が取り沙汰され、3男の金正恩氏に権力を世襲させるのではないかとされている中での訪中なので、僕は単純に、北朝鮮は色々な意味で、相当追い詰められていて、中国に助けを求めなければ、どうにもならないところまで来ているんだなと感じた。
そして、これは6ヶ国協議の再開に向けての大きなチャンスではないかと思った。
今再開すれば、日本の原発事故のこともあるし、北朝鮮としても、核開発の正当性を強く打ち出すことはできないだろうし、中国の出方一つにはなるが、この機を逃す手はない。
今年のサミットの開催地は、フランスのドービルだ。
菅首相に対する、ホスト役のサルコジ大統領の異常なまでの歓迎ぶりが話題になっている。
周知の通り、フランスは発電量に対する原発への依存度が、先進国中最も高い。
だから、福島原発の事故を受けて、日本に原発廃止の方向へ動かれては困るのだ。
更に、これを機に、原発関連産業におけるアレバを筆頭とする、フランス企業の優位性をここぞとばかりに世界中に知らしめたい意図もある。
まぁ、これは、報道されている通りですね。
それよりも、サミットの冒頭でスピーチをする菅氏が、日本の首相としてどのような発言をするのかを注視したい。
内容も重要だが、威厳をもって、堂々としていてほしいのだが……。
アメリカのオバマ大統領が、サミットを前に、訪問先のイギリス・キャメロン首相と卓球でダブルスを組み、両国の親密さをアピールした。
今回のサミットでは、福島原発の事故を受けて原発問題が主な議題となったわけだが、もしこの事故がなければ、ウサマ・ビンラディン殺害事件が大きく取り上げられたことは疑いようがない。
オバマ氏としては、イラク戦争の時と同様に、同盟国としていち早く理解を示し、公に肯定的な発言をしたキャメロン氏に感謝する意味もあったかもしれない。
民主党の小沢一郎・元代表が、関係がこじれていた渡辺恒三・最高顧問との共同誕生会を復活させた。
この件自体は、はっきりいって一般人にはどうでもいい話だが、壊し屋の異名を持つ小沢氏が、いよいよ菅降ろしに本腰を入れるのではないかとの見方が出てきている。
僕は、残念ながら無党派層と呼ばれる中の一人なので、世の中がよくなれば、何党が政権を担っていても文句はない。
だが、今この非常時に、しかもサミットで菅首相が不在の時に、政局絡みで事を起こす神経が分からない。
自民党の一部でも、内閣不信任案をいつ出そうかと、手ぐすねを引く動きがあるようだが、どちらの動きにも賛同できない。
僕は、被災地にも永田町にも実際に行ったことはないが、危機感という意味で、この2つにはあまりにも温度差があるのではないか?
震災から、まだあまり時間がたっていない頃、与野党共同で、危機管理内閣を作ってはどうかとの声が出ていたが、いつの間にか消えてしまった。
政治家の皆さん、復興どころか復旧にも程遠い状況の中で、本当に政局にするつもりですか?
では、また。