工程表を見直したと言われても……。 | stockracerの雑記録

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 未だ厳しい状況が続く、福島第一原発の事故について、ここ数日新たに発覚した問題や、当事者(東京電力)・立法府(与・野党の国会議員)・行政府(原子力安全保安院・原子力安全委員会)の言動は、どうしても納得のいかないものがある。

昨日あたりから、急に事態の深刻さについて、具体的状況説明を交えて語り始めたのも不自然だし、その内容についても、特に何時どの情報を把握していたのかについて、嘘やごまかしが含まれていることは明らかだ。

メルトダウンや、大量の汚染水処理に対応する為に、工程表を見直すと言っても、特に目新しいものはないし、具体性にも乏しい。

いったい、誰のための復旧・復興なのかを、本当に彼らが理解しているのかどうか、疑いたくなるほどだ。


 原発事故の収束に向けて、本来この4者は、運命共同体のはず。

ところが、それぞれが責任の所在を明確にせず、組織や個人の保身に走る為、速やかな情報開示すら行われない現状では、問題解決に向けて、1つのチームとしての体を成していないと言わざるを得ない。

その結果、原子力安全保安院が、本当は、1号機が震災当日にメルトダウンの状態にあることを把握していたにもかかわらず、昨日になってデータの解析ができる状況になったので発表するなどという、茶番劇を演じなければならないのだ。

これを受けて、原子力安全委員会が、2号機・3号機でも、1号機と同様に、メルトダウンの状態にあることが想定されると発言。

更に、細野・総理大臣補佐官(原発事故担当)が、1号機は、たとえ燃料が溶融していても、現在は冷却状態にある。

むしろ危険なのは、原子炉格納容器の温度が上昇している3号機であると発言するなど、何時、誰が、どのような情報を、どんな思惑で出してくるのかが全く分からない。


 F1レースでは、本来1チーム2台の車を出場させる。

レース中、もしその内の1台にマシン・トラブルが発生した場合、もう1台にも同じトラブルが起こることを想定して対応策をとる。

具体的には、直ぐにデータを解析して、残る1台が同様のトラブルを回避する為のマシン操作の方法をシミュレーションし、ドライバーに指示を送るのと同時に、ピットでの修理作業の準備をする。

分野は違っても、同じ精密機械の原発でも、原子炉1基に緊急事態が発生した場合、F1と同様に、他の原子炉が同じ状況に陥っていることは想定できたはずだし、実際にでき得る限りの対策がとられていたに違いない。

何度でも言うが、問題なのは、事態の深刻さと責任の重大さに怖じ気づき、情報開示を怠ってきたことにあるのだ。

一般国民を、見くびってはいけない。

簡単にパニックになんかならないし、政府の指示なんかに頼ってられないんだから、正確な情報がないと、自分で自分の身を守る為のまともな判断ができないではないか。


 又、野党・自民党は、与党が今・国会中に、2次補正予算案を出さなかった場合を大義名分として内閣不信任決議案を提出する構えを見せ、これに対して管内閣も、(一時金の満額支給に限っては見るべきものがあったが)応急的に、1.5次補正予算案を出すと応戦する事態となっている。

この他、民主党内に、その内閣不信任決議案が出た場合に、賛成に回るように働きかける動きがあったり、与・野党の中堅・若手議員による、新たな議員連盟が立ちあがったりと、政治の素人の僕が見ても、今、政局をやっている場合じゃないだろうと、叫びたくなる。


 とにかく、前にも書いたが、プライオリティーを考えなくてはならない。

一番優先されるべきは、全ての国民の安全に他ならないのだから。

運命共同体の皆さん、本当に、しっかりお願いしますよ。


 では、また。