妻・社会福祉士です。

 

「いまを生きる」という映画が好きで、昔テレビでやっていた頃はよく観ました。

「いまを生きる」というタイトルと、最後の机の上に立つ場面が好きです。

 

ブログに書くので調べたら、原題は直訳すると「死せる死人の会」で、映画の台詞からつけた邦題だそうです。素敵な邦題だと思います。

 

社会福祉士というのは、どうしたら人が幸せに暮らせるか、を考える仕事です。

 

こどもの頃は「立派な大人になるため」。社会人になったら「結婚するため、こどものため、学費の返済のため、出世するため…等」そして気がつけば「老後のため」。

 

一体、いつ、いまを生きているのだろう、と自分で思うことがあります。

 

私は今、犬と猫と暮らしています。

動物は昔から好きで、犬を飼いたかったのですが、社会人になったばかりはゆとりがないし、共働き家庭では、留守番ばかりになるので無理と諦め、いつか引退して暇になったとき…と思っていました。

でも、60歳で引退したとしても、その先20年自分が元気かわからないから、結局飼えず…。

 

縁があり、今は犬と猫と暮らしています。

犬と猫には留守番もありますが、できる限り犬と猫に合わせた暮らしに変わりました。最初の頃は、留守番する犬が心配で、仕事の後一度帰宅し、犬の世話をしてから会社の飲み会に行ったりしてました。

 

ところで。学生時代の「積ん読」の本を最近やっと読みました。

見た目は難しい本ですが、中は実にわかりやすい言葉で書いてあり、面白いです。

意味論の本だそうですが、意味論は理解していませんが、たくさん出てくる例え話が面白い。

一番気に入ったのが

 

「犬にとっては『明日の焼肉』という表現は無意味である」 

(S.I.ハヤカワ「思考と行動における言語 第2版」p99)

 

過去・現在・未来という時間の中で生きられるのが人間。過去に学び、未来を模索しながら生きることに、人間の豊かさがある。

一方犬は、いまを生きる。犬に明日の焼肉という概念はない。

 

いまを生きる犬が、好きです。

家に帰ってからの洗濯のことも、明日のごはんのことも、何も考えず、心配はせず、今、泥んこになって散歩することを楽しむ。

 

いまを生きる犬と、猫と暮らす、今この瞬間がなによりの幸せと感じるのです。