こんにちは。
障害年金であなたの不安を安心に変える
障害年金サポーター・社労士の西尾隆です。
障害年金のヒアリングは難しいですね。
障害年金の相談を受けた際には、お客様と面談して現在の状況をヒアリングさせてもらいます。
医師のごとく、お客様の病状や日常生活の状態について、たくさん問診していくわけですが、初対面の相手に心を開いて話をしてもらう必要があるのです。
聞き手の力量がストレートに反映されます!
時間をかけて、ゆっくりと聞き取りしていければいいんでしょうけど、お客様は病気やケガを抱えている人たちです。
長時間のヒアリングになると、お客様が疲れてしまい病状悪化につながりかねません。
とくに、精神疾患を抱えている方は、自分が何を話しているのか、途中からわからなくなったりするケースがありますから交通整理も必要です。
さらに、精神疾患のお客様からヒアリングする際には注意しなければならないことがあります。
障害年金の審査においては、半身麻痺などの肢体の障害やがん、腎臓疾患、心疾患など内臓疾患の方は検査数値で、病状や日常生活の支障度をある程度見ていくことができます。
しかし、精神疾患の方は病状を検査数値等で確認することができません。
精神疾患の方は「日常生活状況」と「日常生活能力の程度」で判定されます。
現在の病状によって、どれだけ日常生活に支障があるのか、
現在の病状によって、どれだけ労働能力に支障があるのか、
などをヒアリングしていく必要があります。
ヒアリングは、本人の「できないこと」を具体的にこまかく確認していきます。
なぜなら精神疾患の障害年金の審査は「できないこと」の確認作業だからです。
「できないこと」がたくさんあるから、結果、日常生活能力の支障度が大きいので障害年金を認定してね!という世界です。
極論ですが「できない! できない! できない!」の否定形の世界です。
ちなみに精神科の医師は患者に対しては、
「無理しないように」
「頑張らないように」
「これはできますか?」
「これは大丈夫ですか?」
「できるだろう?」
などといった口調になります。
あくまでどちらかと言うとネ〜。
当たり前ですが、医師は患者の病気を治すのが仕事です。
どちらかというと、患者に希望を持たせ、患者を勇気づける言い回しになります。
もちろん、こんな風でない医師もいますが。
何が言いたいかというと、
社労士等の支援者がヒアリングをする際に、「できないこと」の確認作業の中で、知らず知らずのうちにお客様の心を傷つけている可能性があるということです。
そりゃあ、「できないこと」をたくさんヒアリングされたら、
「俺って、こんなにできない人間なんだ!」
「わたしって、こんなにダメ人間なんだ!」
と思い込んで、傷ついてしまいますよネ(泣)
さらには、精神的に追い込まれ、気分が激しく落ち込んで病状を悪化させてしまう方もいるかもしれません。
希死念慮のある方なら、自殺してしまうかもしれません。
これでは本末転倒です。
社労士が患者の病状を悪化させたと言われても仕方ありません。
精神疾患のお客様へのヒアリング作業は危険と隣り合わせなのです。
したがって、ヒアリングする際には、お客様が傷つかないように、事前にしっかり趣旨を説明したり、しっかりフォローしたり慎重に行う必要があります。
ちなみにフォロー内容は秘密です(笑)
もちろん、初対面の赤の他人から訊かれたくない内容もあるでしょう。
しかし、そこを避けて通ると重要なキーポイントを見逃したりすることにもなります。
さらに、お客様と面談した後は面談で話した内容をまとめてメールでお送りしたりするのですが。
障害年金の相談では、面談時のヒアリングいかんによっては、お客様の人生を左右することにもなりかねません。
ある意味障害年金の請求によって、人の一生がかかっていますからね。
もっとヒアリング能力を磨くべく勉強の日々です(^^♪
では、また(^^)/
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