こんにちは。
障害年金であなたの不安を安心に変える
障害年金サポーター・社労士の西尾隆です。
障害年金の現場から「女性活躍推進」について思うこと。
最近、国の政策として
1億総活躍社会
女性活躍推進
と盛んに謳われていますが
障害年金の現場に携わる者としての
個人的な感想を書いていきますね。
確固たるデータがあるわけではないので
あくまで個人的な感想です。
障害年金の仕事をしていると
働く子育てママの障害年金の請求が
増えてきているなぁ～と
正直感じています。
手がけている案件で多いのが、
脳卒中からの半身麻痺です。
脳卒中（脳出血・脳梗塞等）を発症する人は
中高齢の方がなる病気のイメージがありますが
最近は、30代、40代の働く子育てママが
発症するのも多いです！
そりゃー、
朝5時過ぎに起きて、
家事やら食事やら子どもを保育園に送りだしてからは
ダッシュで出勤して、正社員でフルタイムでバリバリ働いてたら
大変ですわ。
仕事を終えたら、ダッシュで保育園に子どもを
迎えに行き、買物して、晩御飯食べさせて
お風呂入れて、寝かしつけて、
保育園や小学校の連絡帳やテストなどを
チェックしてたら、本当にしんどいと思う。
夫の帰宅は毎晩遅くて、
毎日がワンオペ育児で戦場です。
過労とストレスと睡眠不足で、
お母さん倒れてしまいます。
実際、脳卒中で倒れる
働く子育てママの案件が増えてきていると
肌身に感じています。
いや、
脳卒中だけではなくて、
精神的に追い詰められて
うつ病を発症する働くお母さんも多いです。
これ以外には
婦人科系統の機能障害や
激しいめまいなどの平衡機能の障害。
障害年金を請求するほどではないが
不眠に悩まされる働くお母さんも増えています。
病気や障害を抱えて倒れている
働くお母さんが増えているのです。
脳卒中で倒れた働く子育てママの案件
うつ病を発症した働く子育てママの案件を
今年になってから何件手がけただろうか？
正直、数えきれないです（泣）
ほんと悲しいです（泣）
働き方改革の影響なのでしょうか、
「1億総活躍社会」
「女性活躍推進」
「ワーク・ライフバランス」
言葉にするとキレイですが、
病気で倒れたり、
障害を抱えたりする
働く子育てママが増えているのが
つらい現実なのです。
障害年金請求の打ち合わせのために
脳出血で倒れた働く子育てママの
自宅に訪問したことがあります。
夫と面談しました。
当事者である「働く子育てママ」は
車椅子に座っていました。
隣に4歳の娘をあやしながら、、、。
その「働く子育てママ」は大手企業の管理職を
していましたが、現在は休職中です。
脳出血からの半身麻痺で車いすの生活です。
身体の回復の見込みはありません。
夫が「私のせいです！」
「妻に負担ばかりかけてしまって！」と
号泣していました（泣）
当事者である「働く子育てママ」が悔しそうに
仰ってました。
「リハビリで身体は”少しマシ”になるかもしれませんが、
まだ小さい娘の子育てに精一杯関わってあげられないこと、
倒れるまでバリバリ働いていた仕事が、
今後できなくなることのほうが、
身体に障害が残ること以上にツラくて悲しいです」と（泣）
また別の30代後半の「働く子育てママ」は
脳出血で倒れてから、2年近くになるのに
いまだに入院生活です。
双方の母親が小学校の子どもさんの
面倒を見ています。
ほんと
悲しくてツライです。
障害年金の現場に携わっている身としては、
「1億総活躍社会」
「女性活躍推進」
「ワーク・ライフバランス」
という言葉に違和感を
感じずにいられません。
もしかして国は
企業の障害者雇用率を達成させるために
働く子育てママを生贄にしているのか！？
と思ってしまいます。
まあ、実際そんなことはないでしょうが、
皮肉のひとつも言いたくなります。
30代、40代の働く子育てママが
病気で倒れたり、障害者になったりというのは、
昔からあったのかもしれませんが
最近とくに増えているなぁ～と
個人的には感じています。
「女性活躍推進」のスローガンの裏では
このような負の側面もあるのです。
悲しい現実です。
あくまで個人的な感想ですが。
では、また(^^)/
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