クローン病も障害年金の対象ですよ | お金の消費者教育と障害年金に強い社労士のブログ

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神戸の障害年金請求代理人・社労士西尾隆のブログです。
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障害年金であなたの未来へ希望をお届けします。

こんにちは。


障害年金であなたの不安を安心に変える
障害年金サポーター・社労士の西尾隆です。

 

 

 

 

 

 

クローン病でも障害年金を

受給することはできますか?

 

 

 

 

 

以下、障害年金の認定基準です。

 

 

 

 

 

クローン病などのいわゆる難病については、

その発病の時期が不明、不詳であり、

かつ発病は緩徐であり、ほとんどの疾患は、

臨床症状が複雑多岐にわたっているため、

その認定については、客観的所見に基づいた

日常生活能力等の程度を十分に考慮して

総合的に認定されます。

 

 

 

 

 

 

この、「総合的に認定されます」というのが

かなりくせものなんですけどね。

 

 

 

 

 

 

また、潰瘍性大腸炎という

クローン病と似た病状もありますが

今回はクローン病について解説していきます。

 

 

 

 

 

 

クローン病は、小腸、大腸を中心とする

消化管に炎症を起こし、

びらんや潰瘍を生じる慢性の疾患です。

 

 

 

 

 

 

20代~30代に最も多く発症しますが、ほかの年代にもみられます。

欧米に多く、日本では比較的少ない疾患ですが、

最近患者数が増えています。

 

 

 

 

 

クローン病の症状の現れ方として、

下痢、腹痛、発熱、体重減少、

全身倦怠感がよく見られます。

 

 

 

 

血便はあまりはっきりしないしないこともあり、

下痢や下血が軽度の場合、なかなか診断がつかないことがあります。

 

 

 

 

口腔粘膜にアフタ(有痛性小円形潰瘍)や

小潰瘍がみられたり、痔、とくに痔ろうや

肛門周囲膿瘍といわれる難治性の肛門疾患を

合併したりすることがあります。

 

 

 

 

 

病状によっては、

ストーマ(人工肛門)を造設しますが、

その場合、人工肛門の造設のみで

障害厚生年金の3級に認定されます。

 

 

 

 

 

 

 

また、消化管以外の症状として、関節炎、

皮膚症状(結節性紅斑、壊疽性膿皮症)、

眼症状(ぶどう膜炎)を合併することがあります。

 

 

 

 

 

(検査と診断)

 

炎症は口腔から肛門までの消化管全体に起こりえますが、

最も病変が生じやすいのは小腸と大腸のつながる付近です。

 

 

病変が小腸のみにある小腸型、大腸のみにある大腸型、

両方にある小腸大腸型に分類されます。

 

 


クローン病の病変は、非連続性といわれ、

正常粘膜のなかに潰瘍やびらんがとびとびにみられます。

 

 

 

また、縦走潰瘍(消化管の縦方向に沿ってできる細長い潰瘍)が特徴的で、

組織を顕微鏡で見ると非乾酪性類上皮細胞肉芽腫といわれる

特殊な構造がみられます。

 

 

 

大腸内視鏡検査、小腸造影検査、上部消化管内視鏡検査などを行い、

このような病変が認められれば診断がつきます。

 

 

 

 

血液検査では、

炎症反応上昇や貧血、低栄養状態がみられます。

 

 

 

 

 

 

(治療の方法)

 

薬物療法として、サラゾピリン、ペンタサ、ステロイド薬を使用します。

 

食べ物が原因のひとつとして考えられているため、

栄養療法も重要で、最も重症の時には絶食と中心静脈栄養が必要です。

 

 

 

少し良くなってきたら、エレンタール(総合栄養剤)という

脂肪や蛋白質を含まない流動食を開始します。

 

 

 

 

エレンタールは、

栄養状態改善のためにも

非常に有効です。

 

 

 

 

 

 


炎症が改善し普通食に近いものが食べられるようになったとしても、

脂肪のとりすぎや食物繊維の多い食品は避けます。

 

 

 

まあ、肉やカレーなどはダメなのです!!

 

 

 

腸に、狭窄や瘻孔(腸管と腸管、腸管と皮膚などがつながって内容物がもれ出てしまう)を

生じたり、腸閉塞、または小腸を切除するなどの手術が必要となることがあります。

 

 

 

 

 

 


治療薬として有名なレミケードは、

抗TNF‐α抗体製剤といわれる薬剤で、

高い活動性が続く場合や瘻孔を合併している場合にとくに有効です。

 

 

 

 

レミケードは、約2時間かけて

点滴注射で投与します。

 

 

 

 

初回、2週間後、その4週間後に

投与した後、8週間ごとの投与となります。

 

 

 

 

 

ちなみに、レミケードは、

1本(100mg)で約11万円です。

 

 

 

 

 

使用量は体重によって決まりますので、

60kgまでの患者さんは、3本。

 

61kg~80kgまでの患者さんは、4本

 

81kg~100kgまでの患者さんは、5本必要です。

 

 

4本なら、44万円ですネ。

 

 

 

 

実際には3割負担で、

132,000円です。

 

 

 

 

 

高っ!!(>_<)

 

 

 

 

 

もちろん、高額療養費制度がありますし、

クローン病は難病指定されてますので、

国の特定疾病として医療費の補助もありますから

自己負担額はもっと少なくなりますが・・・・。

 

 

 

 

だいたい、1回の投与で、

4,000円~6,000円ぐらいですみます。

 

 

 

 

 

 

クローン病は、長期にわたって慢性に経過する病気であり、

治療を中断しないことが大切です。

 

 

 

人によっては、会社で長時間勤務する際には、

下痢症状が激しいときなど、オムツをする場合もあります。

 

 

 

また、レミケードの副作用で、

激しいかゆみに襲われたりする場合もあります。

 

 

 

 

 

クローン病は、治療の一部として

日常の食事制限が必要なことが多く、

自己管理と周囲の人たちの理解が必要です。

 

 

 

症状が安定している時には

通常の社会生活が可能ではあります。

 

 

 

 

 

 

 

では、また(^^)/


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