さて他にも陸王の不具合が。


高確率でキックが空回ります。


分解です。


まずは構造を理解するところから。

陸王のスタータークラッチギヤはサイドバルブハーレーと同じ。


カウンターシャフトのこの溝に


このギヤが噛み込んで、キックスターターが動作します。


キックを踏み出すと、このギヤが噛み込んで、キックを踏み抜くあたりで再びフリーになるようにできています。

噛み込むときにはこのギヤが車体横方向に移動して噛み込みます。


サイドバルブのマニュアルです。

ギヤはNの部品です。



悪かったのはこの自作ガスケット(厚み0.5mm)でした。

元々のガスケットはもっと薄かった(分解するときにバラバラになった)のですが、深く考えず市販のものを切り出しました。



でも…このせいでキックスタータークラッチ(上のギヤ)のスラストクリアランスが増えて…キック空回りになってしまったんですね。。



もう一つキックスタートを機能させなくする可能性があります…


クラッチのセッティングです。クラッチを切れやすくしようとすると、プッシュロッドをなるべく奥に入れて(スプロケット側に出して)おきまくなります。そのためには下の写真のセンターにある部分を触りますね。



しかし,これを入れ込みすぎるとキックを踏んだ際にクラッチが切れてしまいます…



クラッチが切れるのと、キックが空回りしないのと、頑張って両立できるセッティングを探す他ないです。



セッティングできるのは…

センターナット、カップラングを止めてるナット4つ。が,基本で…


あとはスプリングを減らすとかでしょうか。

まずは基本をやりきります。





何はともあれキックは噛むようになりエンジン始動は問題なくなりました。