愛と知恵…どちらも大切なのは、言うまでもない。
但し、このバランスは意外に難しいようにも思う。
チャクラで言えば、知恵はアジナで、愛はアナハタということになる。
若いうちから、このふたつのバランスが取れている人は、極めて少ない。
愛情たっぷりタイプと、知識や知恵の知性タイプに別れてしまう。
ハーフ&ハーフとまではいかなくても、それに近いことが望ましいことは明白。
ところが、生まれ持った体質や気質は、なかなか変えにくいのも事実かも知れない。
もうひとつ敢えて挙げるなら、力や根性で押していくタイプもあるにはあるが、今日はこれも愛情たっぷりタイプに入れて話を進めさせてもらう。
どのタイプだろうと、その反対の要素をいかに伸ばすかが重要なことは言うまでもない。
もし、あなたが愛情たっぷりタイプなら、常に知性を磨く必要がある。
反対に知性派ならば、感情を侮ってはいけない。
喜怒哀楽の何かがブロックされたら、如何に知性派と言えどもセルフコントロールは難しくなってしまうのでは?
実は、このふたつを見張る意識も、我々には備わっていることに、今日は触れてみたい。
超意識、アラヤ識、般若の知恵、アートマン(真我)…言葉の違いこそあれ、指し示すところは変わらない。
つまり、どんな状況だろうと、それを見張る意識…私はこの極致こそ[仏性]だと捉えている。
見張る側と見張られる側…最初のうちは、もちろん見張る側の方が頼り無い筈。
それでも諦めずに見張り続けたら、私の経験からこれだけは言えるかも知れない。
そう…いつかは見張る側の方に軍配は上がる時も来る。
ここまで来ると、愛と知恵のドライバーということになる。
[愛と知恵]…そう言えば、私の好きなヘルマン・ヘッセの最高傑作のタイトルも、そうだった筈。
幸せは
愛と知恵とで
掴むもの。