踊りには 人の力の 源が。アモンA160 | 慧アモンの和可知愛フォーラム

慧アモンの和可知愛フォーラム

哲学、アート、次世代の価値観

今日はいつになく、時間と空間のワープする世界へ、あなたを誘うことになるかも知れない。

先ず、目を瞑ってみて欲しい。

いや、まてよ…目を瞑ったら読めなくなる。

では、目を瞑ったような気分になるだけでいいとしよう。


暗闇をイメージする。

そして段々近づくにつれて、何か灯りのようなものが見えてくる。

紀元前のかなり古い時代…。

場所も原始の森という形容詞しか使えないような森。

部族の長老を中心に、人々が火を囲んで円陣を組んでいる。

何かお祝いの儀式だろうか?


宴の盛り上がったピークの頃…突然、ひとりの男が、いや若い女性が踊りだした様子。

踊りという言葉も概念もない昔、つまり人類史上初めてアートが誕生した瞬間なのかも知れない。

そこにはまだ、音楽もリズムも無かった筈。

ところが、その踊りの中にリズムや音楽が自然に溢れていた。

その動きから、誰かが木の枝を折って、リズムを叩きだした。

そして掛け声のような調子で、いつの間にか歌が生まれた。

そして人類は、やがてオペラやミュージカルのようなもの編み出すことになる。

さあ、もうお分かりだろうか?

様々なジャンルに先立って、先ずはダンスがあった…私は、そんな風に捉えている。

あれほど理屈や計算を飛び越えた、力強いアートは他に見当たらないのでは?

私がこの体で実際に体験したことだから言える…そんな中から、不思議な話をひとつ。



踊り手が消えても尚[踊り]だけが続いている。

私が踊っている訳ではなく、私が完全に消えているのに、踊りは生き生きと表現されている。

様々な神秘の中で、私はこれが代表的なもののような気がしてならない。

大いなるものが個人に乗り移る…その中の典型的な例だろうと思う。

今日は何故か踊りにスポットを当ててみた…こんな感じで、近いうちに音楽にも挑んでみたい。

それでは!



踊りには

人の力の

源が。