福島の子供たちに年間数十mシーベルトを被曝させ、10年後の様々な放射能障害を引き起こす可能性のある決定を下した関係者の名前を、福島の人は決して忘れてはいけない。
その名前は「班目春樹」。
原子力安全委員会の責任者で、原発は安全といい続けてきた人だ。
福島の被曝許容量を法で定められた基準の20倍の20mシーベルトに設定することを委員会も開かず、妥当だと判断していたことが判明した。委員会も開いていないため、議事録もないそうだが、それが何を意味するかは、みなさんよくわかることだろう。
その20mシーベルトも空気中からの被曝数値のみであるため、内部被曝を入れると倍になると考えてもいい。さらに放射線数値の測定は地面から離れた空中で行われているため、子供はもっと地面に近い高い数値で被曝していると考えられる。
被曝している野菜は、制限解除され、安全だといわれて売られている。野菜単体で考えた数値を安全だと思って食べてしまうと、空気中、水、牛乳など様々な別のところから被曝し、年間許容量の20倍をもってしても簡単にその数値を超えてしまうことに、なぜ気がつかない?
気がつかないのは福島の人だけではなく、茨城も千葉も東京も全て無知すぎる。
今、その野菜を安全だといって安く売っていることが、なぜ福島の農家の足を引っ張っていることに気がつかないのだろう?
安全とされた地域の補償はかなり安く設定されるだろう、それが売られてしまっているならなおさらだ。
東京の人は、福島に電力を頼り、恵みを受けてきたのに、なぜその恩を仇で返すのか?
それもいいことをしていると勘違いしているから始末が悪い。
マスコミもそれを煽る。そんなマスコミは戦時中の体質そのもの。日本のマスコミには西洋にあるような誇りはないのか?
とにかく、今はわからない人たちも、10年後には自分達が何をしたのかわかるだろう。そのときに後悔しても遅い。
今すぐ、子供たちを被曝から救うことを考えなければならない。